はや8月も過ぎ去りました
今年の夏は猛暑日が多く、夏休みなのでどこも混んでいるだろうというのもあり、遠出はせず

一番遠くに行ったのは、7月柏にある道の駅に生落花生を買いに行ったことくらい

都内での飲み会は3回くらい行ったかなあ
下は先日秋葉原UDXにあるベルギービールの飲み比べができる店でお友達と飲み会

 

飲み比べると確かに味が違う

 

遊んでくれる友達がいることはいいことだ
この日は台風がらみの大雨が降ってきたので、早めに帰宅



今年の夏は暑いので近くの散歩や公園歩きもやめて、オリンピック観戦とおうちの雑用と読書
読むのが遅い自分にとって8月は珍しく5冊くらい読みました

先日読み終わった浅田次郎さんの「母の待つ里」



話は、またまた浅田さんのジョークのようなところから始まる

年会費35万円のカード会員が使える1泊2日50万円の旅行は、贅沢な旅行ではなく
山里に住む母(老婆)が母親役になり、都会の人たちを子供として迎える設定

訳あり中年の男や女が、田舎の駅からバスに乗って訪れる南部曲り屋
バスの運ちゃんも酒屋の人も住職もエキストラでもてなす
その場所は岩手県の花巻から入ったところなのか、語り部調の話も出てくるから遠野あたりなのか

南部弁がよく似合うし、「ひっつみ」も登場する

田舎の自然の風景として紅葉、桜、蛍、雪の風景、それに古い家、かまど、お墓に加えて

南部弁ありで、都会にはないものがいっぱい表現されています

最後になってわかる母(老婆)の正体・・
自分の苦労や悩みをしまっておき、生活に疲れた都会の中高年をもてなす母

そして突然亡くなった時には、お客の”子供たち”がみんな集まる
昨今なくしてしまった何かがここにあるような


東京の湾岸エリアに林立するタワマンに住んでいる人たちは幸せなのだろうか
転売してカネ儲けするとか、眺望が良く職場に近ければいいとかかもしれないが
人が生きていく幸せや災害のリスクを考えると、・・・

自分は住めないというか、買うカネもなく住む時間もない(笑)


上の写真の本の帯に、NHKでTVドラマ化されたとあります
BSプレミアムでは8月に放送済み、9月に普通のNHK BSで再放送するとのこと

映画に出ている俳優・女優がカッコ良すぎたり、若過ぎたりで
本を読んだ時にできる自分の頭に残っているイメージとはかなり違う

「泣かせ屋」浅田次郎の本領発揮のドラマになっているのだろうか?

少し興味があるので録画して観ようか、やめようか

悩むほどの話でもないけど