さて、早寝早起きのジジババは6時過ぎ朝市へ。

今年の肘折温泉の朝市は4月20日に始まったそうで、この日は朝市の4日目でした。

 

浴衣姿の泊り客が三々五々出てきます。

 

並んでいるのは山菜が中心です。

上の写真にはない筍おこわと切り干し大根を購入。

 

宿に戻り朝食後、温泉街のまわりを散歩。

桜咲く対岸からみた温泉街。

 

川の上流にある滝の横にある源泉から湯けむりが見えました。

 

橋を渡ると、まだ雪がたくさん残っていました。

 

そしてビールを飲んで、また入浴。

今度は宿の貸切風呂。

檜の香りがする個室風呂です。

 

さて昼前になって、お昼を調達にぶらぶら。

しかし、弁当の類は売ってない。

湯治客用の食材もなさそうなので、仕方なくカップラーメンを購入。

山形の鳥中華。

昨年暮れにも岩手県の温泉駅で近くに食堂がなく、カップラーメンを食べたのを思い出しました。

カップ麺はいざという時に役立つ。

 

これと筍おこわを食べた後は、上ノ湯という共同浴場へ。

 

中はこんな感じです。

右側に見えるのは開湯の逸話の坊さんか。

 

宿に戻って、ビールを飲んで昼寝。

 

夕方また宿の風呂に入り、夕食後山形の銘酒”初孫”を飲んで2日目の夜も更けていきました。

 

 

湯治場に行ったら、風呂に入って、ビールを飲んで、食べて、寝ようと思っていたのを

ほぼ実行できたのですが、夜に目覚めても風呂に行く元気なし、

運転の必要がないので朝ビールも飲めたのですが、不思議と飲む気は起きない。

 

米や惣菜を持っていき炊事場で調理する昔の湯治とは違いますが、

こういう非日常の生活、湯治三昧といっていいのかなあ??

自宅にいたって、温泉ではないが風呂に入れるし、昼ビールだって飲めるし

昼ごはん食べたあと昼寝もできるし、夜早く寝ようが文句は出ない。

でもこんな毎日を過ごしていたらアル中になってしまうし、確実にビョーキになります。

 

昔の湯治客は体を癒したりする必要もあったし、隠居家の年寄りは邪魔もの扱いされて

「湯治にでも行ってきたら」と言われたのかもしれない。

しかし、最近の年寄りは元気だし、核家族化の現代、独居や二人暮らしで

気兼ねなく暮らしている老人は湯治に行かずとも幸せであるような気もします。

 

                続く