またどうでもいいような歴史の話ですので、興味のない方はパスして下さい。
前回のブログで、NHK出版(だと思う)が発刊した「歴史への招待」にちょっと触れました。
その時に、自分のハードディスクの中で、「歴史への招待」のことを探していたら、
こんなのをコピーして保存していました。
家康の本を読めば必ず出てくる三河からの重臣:大久保彦左衛門。通称「彦左」です。
彦左衛門が自分の子孫のために残したとされる三河物語。
その中の一部に書かれていた文を現代語で書いた、「当世、出世する武士」
そこから書き出すと、
当世、出世する武士とは
・主君に弓を引いた者
・人にへつらい、笑われるような者
・うわべをよくして、うまくたちまわる者
・算盤勘定のうまい者
・他国から新たに召しかかえられた者
死ぬことを惜しまず戦場で働いてきた彦左衛門が晩年に語った話らしいが、
戦国の世が終わって戦場に出向くことがなくなって、官僚のような人たちが
のさばってきた江戸時代初期を彦左衛門が嘆いたのかもしれません。
よくできているので、ともすれば本人が死んだ後に後世の人が作った話かも。
今でも言えていることなので、現在の政治家に言い換えてみると
当世、出世する政治家とは
・主君に弓を引いた者
昔は明智光秀などを思い出すが、光秀は出世しなかった・・
少し前では、郵政改革で自民党に弓を引いた人たち
総理になった人あり、そうでなかった人もあり
最近では裏金問題で処分に対して不満を言ってる派閥の元座長。でも、この人は出世しないなあ・・
・人にへつらい、笑われるような者
これはよく思い当たらないが、イエスマンはいっぱいいるはず
・うわべをよくして、うまくたちまわる者
誰とは言えないが、最近の自民党の派閥で座長だったこともある、言葉多い面々。
・算盤勘定のうまい者
昔は石田三成を思い出すが、今は裏金作りに奔走している大勢の政治家ですが、
算盤勘定がヘタだからバレてしまったということか
・他国から新たに召しかかえられた者
野党から与党入りした人たち、あるいはその逆もありますが、
芸能人やスポーツ有名人が政治家になるのもこの類か
ということで、勝手に考えた現代版「三河物語」でした。
彦左衛門の写真をWEBで自動色付け
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