今年3回目の確定申告をしたといっても、何か悪いことをして追徴されたわけではありません。
少し前のブログに、確定申告でミスが見つかった、と書きました。
任意継続した健康保険料を控除に入れるのを忘れたからです。
2月初めに通常の令和5年度分確定申告を提出(これが1回目)
その1週間後に、修正した令和5年度分申告書を提出(これが2回目)
で、よくよく考えたら、令和4年分の申告にも健康保険料の控除入力漏れがありました。
5年以内であれば、修正申告(更生の請求というらしい)がe-Taxでできることを発見して
先日済ませました。(これが3回目)
昨年分のデータ(保存していた)を読んできて、控除し忘れていたのを入れて
e-Taxで送るだけです(まだ税務署からOKの連絡はきていませんが)。
ということで、庶民はわずかな税の還付に四苦八苦。
片や政治家は、税逃れどころかパーティーで裏金作り。
ズルをしていても追徴課税されることもない。
国民から税金を集めてお金の使い先を決めるのも国の大事な役目の一つのはずですが、
日本ではいい加減な国会議員を放任してるということですね。
話は変わりますが、朝日新聞に宮沢喜一元総理の日録なるものが載っていました。
そんなのを全部読んでるわけはありませんが、中に面白いのを見つけました。
原彬久さんという東京国際大学の名誉教授が、御厨さんとの対談でこんなことを言っていました。
岸さん(岸信介)は宮沢さんの能力を高く評価し、首相としては適任だとする一方で、
自民党総裁は務まらない、と。『人の世話をしないから子分がいない。
頭がいいものだから、人がみんな馬鹿にみえるんだよ』 と岸信介が言っていたと。
今も昔も、
人の世話をするというのは金を配って面倒をみること、なのでしょうか。
そうすると子分が多くなり、大派閥になれる、ということ、です。
今回の裏金騒動後、派閥を抜けるという人は、カネの切れ目は縁の切れ目を実践。
「頭がいいものだから、人がみんな馬鹿にみえるんだよ」 という話ですが、
政治家に限らず、アタマのいい人はそうなのかな、って思ってしまう。
「政治家は国民がみんな馬鹿にみえるんだよ」なんて、誰も言わないけど。
確定申告の話がまたそれてしまいました。