NHK BSで昨年から放送していた「あきない世傳 金と銀」が先週終わりました。

全部で8話です。

 

ここまでの話は、刊行された本の半分くらいでしょうか。

江戸に出ていく前までの話ですね。

 

見た感じで、それほど違和感はないのですが

原作と違っているかも、というのが2つありました。

 

これは自分が本を読んで、忘れてしまったとか、読み飛ばしてしまったとか、

なあと思いつつ。

 

一つは、萬田久子さん演じるお勢っていたっけ?

と、思いNHKのネットでキャストを見たら、お勢は原作にはない

ドラマオリジナルキャラクターと書いてありました。

自分の記憶(脳ミソ)は間違っていませんでした。

萬田久子さん、なかなかいい味出しています。

 

もう一つは、女衆(おなごし)にお杉なんていたかなあ?

お竹とお梅は最後まで出てくるのでよく覚えていますが。

これもNHKのネットでキャストを見たら、これは原作に出ていると書いてありました。

やっぱり自分の記憶ははなはだ怪しいことがわかりました。

お杉は幸に敵対心を持つキャラクタです。

なかなか演技上手です。

 

そして主人公 幸を演じる小芝風花さんは可愛すぎ、かな。

 

ドラマで見ると、原作にある季節の描写が映像として現れるのと

文章で表現されるのとはちょっと異なりますね。

自分は文章を読んだ方が、暑さ寒さや季節感をより多く感じます。

でも全体的には、きれいに作られたドラマかと思います。

上の映像は、天満の大川ではなく淀川のイメージですね。

 

原作の後半をNHKが作ると書いてあるのは見当たりませんが、

今年の暮れに制作するのではと思っています。

 

なぜって?

最終の8話で、幸の妹である結に、カネに執着する一言がありました。

この一言があったので、江戸出店後の結の裏切りにつながるのでは

と勝手に思い、期待も含めて

試練が続く後半もNHKは絶対作ってくれるものと確信しています。