エリザベス女王のコインについて① | アンティークコインをこよなく愛する店長のつぶやき

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アンティークコインをこよなく愛するサンクチュアリの店長がコインの世界を最初からつぶやきます。

エリザベス女王のコインの収集を検討される場合、「ヤングエリザベス」、「ミドルエリザベス」、「戴冠メダル」の3つがターゲットになると思います。

●ヤングエリザベスについて

「ヤングエリザベス」とは若き日のエリザベス2世を描いた第二肖像の通称です。

こちらのコインは1980年~1984年(1983年を除く)の4年間のみ発行された5ポンド金貨になります。

価格はゆっくりと上昇傾向にありましたが、2022年9月にエリザベス女王が崩御されてから上昇の速度を早めております。

投資対象としてはどの年度も、最高鑑定グレードのPF70UC(ULTRA CAMEO)が絶対条件になります。

少し譲って発行枚数が一番少ない1982年 PF69UC(ULTRA CAMEO)がギリギリだと思います。

それ以外はくれぐれも、コインショップの話術に引っかかったり、オークションに参加して購入しないように注意しましょう。

オープン間もない当店にも、問い合わせがあったほどのコインなので需要は相当強いと思われます。

特に、PF70UC(ULTRA CAMEO)に関しては、エリザベス女王がお亡くなりになってからコインマーケットからほぼ見なくなり最近では皆無といった状況です。

5年後、10年後、子供の代まで保有すれば正直いくらになっているのか( ゚Д゚)かなりのポテンシャルを秘めたコインだと思います。

どの年度も有望で、すべて揃えてコンプリート出来ればベストですが、需給バランスが崩れていて現在ではかなり難易度が高いと思います。

どれか1枚だけとなると、希少性№1の1982年 PF70UC(ULTRA CAMEO)になります。
 


 

参考)2023年10月28日時点の集計

年度 発行枚数 市場価格(PF70UC) 鑑定数(PF70UC)
PCGS NGC
1980年 10,000枚 約210万円 23 60 83枚
1981年 5,400枚 約170万円 28 100 123枚
1982年 2,500枚
(特年)
約350万円 26 66 92枚
1984年 8,000枚 約145万円 44 118 162枚

※発行枚数に対するPF70UCの鑑定枚数の割合
1980年 0.85% ←注目
1981年 2.3%
1982年 3.8%
1984年 2%

 

1980年モデルは一番発行枚数が多いにも関わらず、PF70UCの鑑定数は一番少くないです。

 

総合で希少性№2の位置づけですが、一部ではPF70UC限定で希少性№1かも、、なんて言われたりしています。

 

№1の1982年モデルとの乖離も埋めてくるかもしれませんから要チェックだと思います。

 

もし入手できるなら多少の前後があっても、現在の適正価格に近ければ購入してまず損はないと思います。

当面は、多少の前後はあるでしょうが、価格が上昇することはあっても下がることは期待薄でしょう。

裸コインを保有されている方が鑑定に出して多少PF70グレードも増えておりますが、需給バランスが改善には程遠いです。

強い上昇波動に入ったばかりで、利益確定の売りで少し日本で売り物が出るのは、5年後ではないでしょうか。

日本においては、5年以上保有すれば、売却益に税金優遇が受けられるからです。

しかし、日本人は、そもそもアンティークコインを知らないですし、PF70UC(ULTRA CAMEO)の保有者もごく少数限られいると思われます。

余裕があれば永久保有、子供、お孫さんに引き継ぎたいコインだと思います。

当店でもできるだけその時点での適正価格で入手、お客様にご提供できるように頑張りたいと思います。
 

ミドルエリザベス、戴冠メダルについて、続きはまた次回にしたいと思います。

 

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