保険の契約者貸付で立ち直りチャンスを棒に振った。
自分の過ちはよくわかっていた。
それでも、変わらず競馬をやっていた。
もちろん、何度かでかいのをとったこともある。
これで今月はプラス収支確定だ、とご機嫌になり、妻や子供たちにスイーツを奢ったり外食に連れていったりした。
うちは旅行にいく場合、妻と費用を折半するが、爆勝ちしたときは旅行代を全部奢ったりもした。
こんな状況に陥っても、黙って金利を払い続けている罪滅ぼしのつもりだったのかも。
でもなぜか、月末近くになると、やっぱり収支はマイナスになっている。
一時的に40万のプラスがあった月も、やっぱりマイナス。さすがにこのときは、自分に引いた。
そしていよいよ、本当にどうしようもない状況が近づきつつあった。
計算してみると、後6ヶ月ほどでついに毎月の返済ができなくなる。
なんとかならないか。
とはいえ、とっくの昔に総量規制は超えてるから追加で借りることもできない。
なんとか月々の負担を減らせないかと、おまとめローンをいくつか申し込んだが、敢えなく玉砕。
どうやら、総量規制を超えてると、おまとめローンのハードルもグッと上がるらしい。
せめて消費者金融分だけでもまとめられないかと手をつくしたが、やっぱり玉砕。
おまとめローンにもいろいろ種類があり、この時はいわゆる無担保カードローンに申し込んでいた。
最後の望みをかけて、通りやすいとネットで言われている銀行のおまとめローンに申し込んでみた。
が、やっぱり玉砕。
いよいよどうにもならない。
もうできることがない。
このままゆるやかに破滅していくのを待つしかないのか。
もうこうなった以上、妻に打ち明けて助けてもらうしかないんじゃないか。
そんなことを考えていると、先日審査落ちした銀行から、あるメールが届いていた。
そこには、
不動産担保ローン
の文字が。
持っている不動産(私の場合は自宅)を担保に、まとまった金を借りられる商品だ。
うちは若干不便な面もあるものの、駅徒歩10分で、都心にもそれなりに出やすいところだ。
築浅だし、それなりの価値があるはずだ。
それなら、いけるんじゃないか。
そこでいろいろ調べて、電話で申し込み、アポをこぎつけた。
関係書類を諸々持って、「これでなんとかなるかもしれない」と希望を持って、銀行に向かった。
続く