私が、当ブログを立ち上げた趣旨は、公認会計士業界並びに監査業界を
衰退させひいては、公認会計士試験論文合格が監査経験の習得を保証
しない劣悪国家試験ならしめた公認会計士試験の大量合格に関して
金融庁に対し断固抗議並びに断固反対する事です。

昨年以降、大手監査法人の定期採用を売り手売り手と騒ぎ立て、TACの
IRでは「未就職者問題は完全に収束した」と非常に誇張的に記載され
てはおりますが、実際のところは、以下の通り2003年頃の水準でございます。

2013年12月17日時点での現況

2013年試験合格者 1178名

2013年実務補習所入所希望者 1164名

2013年合格進路未定 306名

2003年と言えば、公認会計士試験が正常に機能していた旧試験制度下
にあって最悪水準の2004年頃に次ぐ暗黒期でございました。

そして、公認会計士試験が論文合格後の監査経験を保証しない名前負
けの国家試験に成り下がった結果、受験人口は目下以下の様に激減を
続けております。

第I回短答式試験の出願状況

2011(1)出願者数17,244人

2014(1)出願者数 7,689人

たった3年で驚異の55.4%減!


第II回短答式試験の出願状況

2010(2)出願者数17,660人

2013(2)出願者数 7,966人

たった3年で驚異の54.8%減!
2014年(2)は更に減少の予測!

私は、公認会計士試験がこれ以上衰退していく現実をこれ以上看過
する事は出来ません。

そして、公認会計士試験の復権は、金融庁が2006年以降の放漫制度運
営を悔い改め、論文合格者数を年間600~800に止め、論文合格の価値
を少しずつ取り戻して行く他、道はございません。

以上、私からのご挨拶とさせて頂きます。