ここ、信州松本はビロードモウズイカ真っ盛り。もはや、松本の風物詩ですけど何か??
ビロードモウズイカの存在に気付いたのは、たしか大学2年の夏。雑草にしてはデカ過ぎる。異様と言えば異様だ。なんとなく直感的に「帰化植物なんじゃねーの?」と思って図鑑をめくってみたら、案の定、「地中海沿岸原産の2年草で、各地に帰化している」とのこと(山渓ハンディ図鑑1『野に咲く花』)。そんなことを考えていると、そのころ好きだった女の子に、「こいつ、イカなんだよ」とくだらない冗談を言って笑い合っていたことを思い出してしまうので、はやく話を進めるとします。その女の子とは、べつに、な―――んの進展もござりませんでしたが。
そうです。ここで重要なのは、その女の子でしくじった後の2週間を廃人状態で過ごした話でもなく、そのしくじり以来、好適年齢層がどんどん低年齢化(すなわちロリコン化)している話でもなく、大学2年の夏に初めてビロードモウズイカを認識した、という点です。私は高校時代までを東京で過ごしました。その間、奥多摩、秋川、多摩川河川敷などの自然観察ポイントには、それなりに足を運んだものです。しかし、その間にビロードモウズイカを見た覚えがありません。
先ほどの引用文献『野に咲く花』に、再び戻りましょう。この図鑑の当該説明文に、「とくに北海道に多い」とあります。ビロードモウズイカは、主に寒冷地で生育する種なのでしょうか?それとも、単に青年期に見落としていただけで、都内だろうが東海だろうが九州だろうが、生えてるところには生えているのでしょうか?
また、いつごろ帰化したのか?摂食者(天敵)はどの程度いるのか?
これらのことを調べようにも、論文が見つかりません。CiNiiで「ビロードモウズイカ」で直接検索したら、見事に0件でした。別の探しようがあるのだとは思いますが、どうにも、あまり国内で研究されている気配が感じられません。「ただ単にズータイのでかい厄介者」程度にしか見られていないのでしょうか?
今後、分かった点から、逐一まとめていきたいと思います。