アイ・アム まきもと 057作品@2022 Tジョイ | 酒と映画と時々わんこ

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 監督作品

 

2022年製作/104分/G/日本
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

オフィシャルサイト

 

解説:映画.comより

 

  「舞妓 Haaaan!!!」の水田伸生監督と阿部サダヲが4度目のタッグを組み、2013年製作のイギリス・イタリア合作映画「おみおくりの作法」を原作に描いたヒューマンドラマ。

小さな市役所で、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本。故人の思いを大切にするあまり世間のルールより自分の考えを優先してしまい、周囲に迷惑をかけてばかりいた。そんなある日、新任局長・小野口が「おみおくり係」の廃止を決定。身寄りなく他界した老人・蕪木の埋葬が「おみおくり係」での最後の仕事となった牧本は、蕪木の身寄りを探すため彼の友人や知人を訪ね歩き、やがて蕪木の娘・塔子のもとにたどり着く。蕪木の知られざる思いとともに彼の人生をたどるうちに、牧本自身にも少しずつ変化が起こり始める。

共演は塔子役の満島ひかりのほか、宇崎竜童、松下洸平、松尾スズキ、宮沢りえ、國村隼ら。 

 

 

*******ココまで*******

 

 

 

ボクの「ベストシネマオブライフ」の中に、

この作品がオマージュされた、

STILL LIFE(邦題:お見送りの作法)

という作品があり、

映画のトレーラーで、アイ・アムまきもとを観た時、

直ぐにオマージュだと分かった。

 

 

 

 

Still Life について書くと、
朴訥な公務員のジョン・メイが、
誰にも見送られず亡くなっていった方々の「死」を

崇拝し、個人の遺物から、

擦り切れたレコードや、何度も開かれたページの本から、
故人を推測し、
参列者はジョン・メイ独りだけの葬式を行っていた。

そんな中、
効率化を優先する上司に最後の仕事を命じられ、
彼の死を追いかけていくジョン・メイにも変化が表れてくる・・・

 

 

 

 

正直、

アイ・アムまきもとを、観るのかどうか迷った。

それは、絶対に越えられない「間」が原作にはあると思うから。
しかしながら、阿部サダヲが、ジョン・メイをどう演じるのか、

監督が、どうあの作品を描くのか興味が勝ったので鑑賞と相成った。

 

 

 

ズバリ言うと、

アイ・アムまきもとは、お見送りの作法のそれとは、似て非なるもので、

原作を茶化しただけの愚作ドクロであると、はっきり記しておく。

 

 

 

 

ボクのブログのルールでは、絶対に悪いところを書かないというのが、ボクの中で勝手にあるのだけど、

個人的ブログ見解では、

ボクが勝手に、本作をお見送りの作法に、のっけて書いているものであり、

この作品がそのオマージュではなく、

インスピレーションインスパイアされた作品であるのなら、

観方は大きく変わるだろうし、

 

 

 

 

ボクが、

もしも、お見送り・・を観ていなかったら、

それはそれで楽しい作品だったのだろうから、

やはり

この作品を愚作なんて書くのは、ボクの勝手な思い込みであって、

比べるからこそ、思いが募るし

これはこれ、それはそれと思って観ればよかったと自責の念に駈られている。

 

 

 

 

そう、

似たような感じでいうと、

スタンドバイミーとハングオーバーを重ねて、

ハングオーバーに怒りをぶつけても、

男の子4人が旅するロードムービーという方向性が似ているだけで、

スタンドバイミーの中で、

ダレもマイク・タイソンの家からトラを盗んだり、

酔っぱらって、ゲイバーで同時にフィニッシュなんていうシーンはひとつも無いのだから、

そう考えると、

アイ・アムまきもとは、

面白かったということになる。

 

 

 

 

総合して書くと、

このダメログにお付き合いくださっている、

心の広い読者の方々には、

ぜひ、STILL LIFE を観てもらいたいし、

ジョン・メイを知ってほしい。

 

まきもとが立ったまま、ご飯食べるシーンがあって、

なんで?

と思っていたけど、

まきもとはまきもと・ジョンはジョン。

そういうことなんだろうね。

 

うん
口直し何観ようかしら?
今日はココまで
バイバイバイバイ笑い