15年くらい前に販売されたパテックに使われているキドメ板です。
右側が表面、左側が裏面です。
この個体は裏スケのため、
機械を覗き込めばこのパーツも見ることができます。
やはり見える部分である表面は
鏡面仕上げになっておりますが、
裏面はサテン仕上げ…というより削りっぱなし。
パテックくらいのメーカーなら、
表面から見えない部分も
しっかり仕上げをするはずなのですが。
別の見方をすれば、
サテンの方が金属同士の食いつきが良いため、
機械をミドスケースに固定した際
ガタツキが抑えられるという利点もあります。
果たしてここまで考えてのサテン仕上げ…なのか、
それとも単なる手抜きなのか。
さすがにメーカーも教えてくれないよなぁ。
真相はいかに。
それではまた来週。