3日目の講義の参加、お疲れ様でした。講義がスピードアップしたのと、細かいことがいろいろ出てきたので、すでに嫌になってきた方もいるかと思います。そういう場合は、とりあえず、気楽に話を聞いてみてください。そのうち、何かが見えてくると思います。繰り返しになりますが、試験のことはあまり気にせず、薬理学を楽しんでみてください。
 
今日、フグ毒のテトロドトキシンの話をしました。私が長崎で食べたことがあるハコフグの話もしましたが(長崎県の五島列島では、ハコフグのお腹を丸く切って内臓を処理した後、ハコフグの身と味噌、酒、きざみネギなどを混ぜ合わせ、再び甲羅に戻しホイル焼きにした郷土料理が地元の人に親しまれています)、講義後、ハコフグにはテトロドトキシンがないことを学生さんから指摘されました。毒があるとは聞いていたのですが、テトロドトキシンがないとは知りませんでした。(もちろん、ハコフグのことは試験に出しませんので、安心してください。)
 
長崎の居酒屋で。
 
以下、実際に食べました。
 
そこで、もう一度いろいろ調べてみると、テトロドトキシンは確かにハコフグにはないのですが、皮膚から分泌する毒「パフトキシン(pafutoxin)」がハコフグにはあるようです。
 
さらに、過去には「パリトキシン(palytoxin)」という毒性物質が蓄積していたハコフグを食べて、中毒症状が出た例がわずかですが報告されているそうです。有毒物質が蓄積される原因は、パリトキシンを持った生き物をハコフグが食べる食物連鎖からなるようで、同様のことがアオブダイやソウシキハギでも知られているそうです。
 
パリトキシンはトラフグなどが持つテトロドトキシンよりも強力な毒性物質です。パリトキシン摂取後の潜伏期間は12〜24時間と長く、主な症状は激しい筋肉痛やミオグロビン尿症で、呼吸困難や麻痺、痙攣などを起こすこともあるそうです。それらが重篤な場合は、十数時間から数日で死に至ることもあります。(以上、厚生省ホームページより)
 
やはり、危険をおかしてまで食べるものではありませんね。。。
 
それでは、次回もよろしくお願いします。
 
加藤

 

 

 

 

 

 

 

 

この時点では51名がweb参加で、教室の参加は、多く見ても、30人程度。

つまり、30〜40名は何をしているのだ??

 

午後7時過ぎには、111名が出席確認で提出しています。

20~30人は出席しないで、出席確認だけ出していますね。。。