焼き豚が読んだらブチギレ必至だよwww


村井満チェアマンら幹部が語った「Jリーグ」スポーツビジネス戦略

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「2020Jリーグビジネスカンファレンス」に登壇したJリーグの村井満チェアマン。

2月21日に2020年シーズンが開幕するサッカー・Jリーグ。シーズン開幕に合わせ、2月7日に東京都内で、中長期計画や事業活動を説明する「2020Jリーグビジネスカンファレンス」を開催した。


これまで、J1リーグ(1部リーグ)の各クラブの選手・監督が集まる「キックオフカンファレンス」(今年は2月14日開催)と一緒に開催するのが通例だったが、今回初めて個別に開催した。Jリーグや各クラブチームの事業やビジネス面などの取り組みについて、より知ってもらいたいという狙いがあるようだ。会見でとりわけ印象的だったのが、アジアでの取り組みだ。

欧州5大リーグに比肩する平均入場者数

公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の村井満チェアマンは、カンファレンスで1番手に登壇。2019年の実績として、年間入場者数が1140万1649人(J1、J2、J3の合計)と1100万人を初めて突破し、また、J1(1部リーグ)の1試合平均入場者数が2万751人を達成したことを報告した(数字自体は既に2019年12月に公表している)。

村井チェアマンは「ヨーロッパ5大リーグのうちの平均入場者数が4位であるセリエA(イタリア)や5位のリーグ・アン(フランス)が視野に入ってきた」とJリーグの成長に胸を張った。

1993年に創設されたJリーグは、事業規模が今や269億円(2018年)まで広がった。特にインターネット配信サービス「DAZN」を運営するパフォーム・グループとの大型配信契約(2017年からの10年間約2000億円)は、Jリーグが推進するさまざまな事業への投資を可能にした。リーグの優勝賞金やリーグからクラブへの分配金も増額され、各クラブが積極的な投資が行いやすくなっている。

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2020年1月の組織改編。事業会社を再整理し、“稼ぐ機能にフォーカス”することを明言している。

出典:公益社団法人日本プロサッカーリーグ

ちなみにこれまで、公益社団法人としてのJリーグは、傘下に外部収益獲得などの事業を行う「Jリーグホールディングス」など複数社を持っていた。2020年1月の組織改編で、これらの法人群をカンパニー制の「株式会社Jリーグ」の一社に統合したのは、Jリーグの長期計画「ビジョン2030」や「中期計画2022」の策定に伴った役割分担の再整理を進めるため。これにより、「株式会社Jリーグ」は事業会社として“稼ぐ機能にフォーカス”していくとしている。

焼き豚はJリーグは不人気だとか喚いているが、どんどん進歩していたんだな(笑)

ASEANでのビジネスに手応え感じるJリーグ

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国民的人気を誇るサッカー・タイ代表のチャナティップ選手(写真右)。コンサドーレ札幌に所属する。

Soe Zeya Tun/Reuters

今回のビジネスカンファレンスで改めて伝わったのが、Jリーグの海外事業、特にASEAN(東南アジア諸国連合)への関心だった。Jリーグは2012年頃からアジア戦略について取り組んでいるが、Jリーグのグローバルカンパニー部門グローバル事業統括部長・大矢丈之氏は「タイでのJリーグへの関心度が飛躍的に高まっている」という。

2017年7月に30%だった関心度が、2019年12月には49%まで上がった。タイ代表のチャナティップ選手(コンサドーレ札幌)やティーラトン選手(2018年ヴィッセル神戸、2019年から横浜F・マリノス)が日本でプレーし、さらに活躍したことが関心に結びついた。

コンサドーレ札幌の試合はタイの観光客のルートに入っているようで、ほぼ毎試合、スタジアムでタイ人の応援する姿が見られるという。母国の英雄の姿を見に、練習場にも足を運ぶほど。さらにサッカーだけでなく、北海道の観光地も巡るといったインバウンド効果や認知度の向上ももたらしている。

2019年シーズンの優勝決定戦となったリーグ最終戦、横浜F・マリノスとFC東京の試合は、タイ・バンコクのレストランでパブリックビューイングが行われ、横浜F・マリノスのユニホームを着たタイ人サポーターが多く集まり応援していた。

日ハム戦には観光しないのかな(笑)

日本に来てついでに野球もなんていう観光客はいないようだねwww

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Jリーグの海外事業について説明するJリーグのグローバルカンパニー部門グローバル事業統括部長の大矢丈之氏。

撮影:大塚淳史

大矢氏はもっとタイでの関心度を高めていきたいと意気込む。

「タイにおいて海外リーグへの関心度で、セリエA(イタリア)、リーグ・アン(フランス)を超えることができました。次の目標として、関心度が50%後半代にあるブンデスリーガ(ドイツ)やラ・リーガ(スペイン)を目指し、肩を並べられるリーグにしていきたい」

2020年シーズンは、2018年にサンフレッチェ広島で活躍したタイ代表のティーラシン選手が、清水エスパルスに所属し、日本で再びプレーする。タイ国内でますますJリーグの試合に対する関心が高まり、Jリーグ観戦に訪れるタイ人が増えるのは間違いない。

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Jリーグは国際戦略に力を入れる。

出典:Jリーグの「PUB REPORT(パブ リポート)」2019年版

(※Jリーグの「PUB REPORT」2019年版はウェブ上で公開されている)

ヤクルトはサッカーでマレーシア市場を開拓

また、大矢氏はASEAN(東南アジア諸国連合)におけるサッカー人気を日本企業がうまく活用した例として、ヤクルトの取り組みを紹介した。

ヤクルトは2004年にマレーシアに進出したが、地場の乳酸飲料を相手に苦戦していた。そこで、マレーシアのサッカークラブチームのスポンサーになったところ、売り上げが一気に伸びていったという。そして、2018年からはサッカーマレーシア代表チームのスポンサーになっている。さらにはマレーシア若手の有望株であるハディ・ファイヤッド選手のファジアーノ岡山への移籍も支援した。

あれ?ヤクルトさんって確かプロ野球球団を持っていませんでしたっけ?

なぜヤクルトスワローズを進出させないのでしょうか(笑)


他にもセレッソ大阪が2018年、2019年と行った、将来プロサッカー選手になるという夢をサポートするプロジェクト「ASEAN DREAM PROJECT」を紹介した。

これらのように、Jリーグ、各クラブがASEANにおける取り組みを積み重ねていくことで、「(ASEANの)子どもたちは、ヨーロッパでプレーしたいとかワールドカップでプレーしたいという思いを持っている。その夢を実現するため、ヨーロッパとASEAN諸国の間にJリーグが入って、アジアの成長過程を一緒に作っていくストーリーを、我々の価値として広げていきたい」(大矢氏)。

海外放映権料は「倍増」の20億円超

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Jリーグ2020年シーズンが2月21日に開幕する。横浜F・マリノスの遠藤 渓太選手(写真左)とヴィッセル神戸の酒井高徳選手。

撮影:大塚淳史

また、海外放映権料の拡大も「(近年の)大きなターニングポイント」(大矢氏)だった。2017年から2019年の3年間と比べて、2020年から2022年までの新しい契約は、倍以上の20億円超となった。

Jリーグの海外放映権料のスライド

カンファレンスで投影されたスライドより。2020年からの3年間の契約で海外放映権料は、2017〜2019年までの3年間の契約より2倍以上となったという

撮影:大塚淳史

フランスの代理店との契約満了を機に、海外マーケットにおいて、Jリーグの需要がどの程度あるのか、どういった媒体で放送されて、どのくらいの視聴率を得るのかを入念に調査し、最終的に今までより高額な契約を結ぶことができた。

Jリーグの価値が上がったというよりは、価値を最大化できた。我々がアジアに行くことで、Jリーグの価値がどう評価されているか、2年間マーケットを分析した上で、どういった方とお付き合いすべきか、コミュニケーションを重ねた結果です。ただ、国内と比較すると小さな規模。次のステップはJリーグの価値を上げていくことです」

Jリーグの2020年シーズンと同時に、スポーツビジネスとしてのJリーグの取り組みも注目だ。

https://www.businessinsider.jp/post-207371


NPBは日本国内だけであとは台湾だけだから、これ以上成長する余地はないね。

サッカーができるなら野球もできるんじゃないの(笑)