メイラード反応
昨日ご紹介した講談社の
「ヘルス&ビューティ レビュー」(略して「HBR」)。
の特集記事『抗糖化』
今日は、すごく 怖わぁ~いお話し。。。
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昨日ご紹介したとおり、
糖化とは、
糖化反応、グリケーション(glycation)、メイラード反応とも呼ばれます。
糖化は主にタンパク質と糖類の反応によって茶色~褐色の物質を生成し、
さらにAGEsという最終糖化産物になる反応だそうです。
・・・・・というふうに、いわれても、実感が伴わないと思います。
( わけわからん??? )
抗糖化とさわがれるようになったのは、
どうも、そのメカニズムが明らかになりつつある
ごく最近のことのようです。
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部長が以前より紹介している吉木先生の本は
2008年の発刊ですが、
その恐ろしい文章には、メイラード反応の話(=糖化?)がすでに書かれており、
身の毛もよだつ。。というか、そのまんま事実・・・・・・・・・おお。
先生は、『糖化』を『焼き肉化』と説明してくれていました。
「化粧水つけて、保湿しても問題解決にはならないよ」
ってことが言いたい文章。。。ですが。
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靴の履きジワを思い浮かべてもらいたい。
新しい靴は皮が滑らかで弾力があるから、
脱いだ靴の履きジワも伸びるけれど、
古くなるとシワは戻らなくなり、
ついにはシューキーパーで伸ばしても戻らなくなる。
こうして履きシワは、はっきり刻まれてしまう。
履きシワの原因は、
毎日同じところが折りたたまれることと
皮自体が古くなること。
人間のシワも似たような原理である
(革靴もお肌も、皮は皮だから似ていて当たり前だけれど)。
肌の奥にはコラーゲンという線維状のたんぱく質があって、
この線維がネットワークを作って肌弾力を維持している。
コラーゲンは新陳代謝はしているものの、
その速度は非常にゆっくりで、
生まれ変わるのに2~6年ほどかかるという。
6年間も同じ靴を履き続けたら皮はボロボロに傷むだろう。
靴を日の当たるところに置いておいたらもっと傷む。
お肌はいろいろなストレスや紫外線などにさらされて
日々傷んでいく上に、
表情の動きにつれて同じところが繰り返し折りたたまれる。
これではシワができるのも無理はなし。
大事な靴にはクリームを塗ってお手入れするように、
お肌にもいろいろ塗ってお手入れするけど、
それとても、当然限界がある。
さらに50歳近くになるとコラーゲンは、
新しく生まれることはほとんどなくなる。
つまり私たちは、ほとんど新陳代謝しないお肌とともに、
その先の入生を過ごしていかなければならなくなる。
同じ靴を6年どころか20年、30年も履き続けるようなものである。
なぜ50歳近くからはコラーゲンの再生が行われなくなるのか。
原因のまずひとつ目は、エストロゲンや成長ホルモノなど、
コラーゲンを生み出すのに必要なホルモンが加齢で減ること
ふたつ目は、線維芽細胞というコラーゲンを生み出す細胞が真皮にあるのだが、
この細胞自体が老化して動きが低下することである。
■肌老化は、コラーゲンの「焼き肉化現象」(=メイラード反応) ■
お肌のコラーゲンが減るという言い方を世間ではよくするが、
減るというよりは変性するという方が正しい。
古くなった革靴のように、固くごわごわになっていく。
これでは表情とともに動いたときに、
もとに戻れなくなってシワが刻まれるのも無理はない。
コラーゲンの変性はどうやって起こるか、
あまり知られていない部分も多いが、
肉などを加熱調理したときに起こる「メイラード反応」に似ているといわれる。
肉もコラーゲンなどのたんぱく質のかたまりである。
これを煮たり焼いたりしたときに起こる化学変化と、
肌が老化してコラーゲンが変化していくのとが似ているという。
私たちの体は年を取ると『焼き肉』になっていくのか?
確かに生の肉はやわらかいが、
煮たり焼いたりした肉は固い。
魚だって、生魚はにぎり寿司にできるけれど、
焼き魚でにぎったら、ぼろぼろに崩れてしまう。
肉や魚を焼くと固くなる様は、
赤ちゃんの滑らかな肌が老化して固くなるのと、
似ているといえるかもしれない。
もちろん、焼き肉と肌老化がまったく同じというわけでけないのだか、
化学的な類似点があることは確かめられている。
私たちの体は、実際に熱で変化していくわけではないけれど、
エネルギーを燃やして毎日生きているわけだから、
熱変化と似たようなことが体内でも起こるのかもしれない。
乾燥ではなく、このような化学変化によってシワは刻まれていく。
やはりそれはある意味で、生き物すべての宿命である。
そして化学変化してしまった皮膚に
いくら化粧水をつけても、戻らないことは想像がつく。
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怖すぎます。
なんか、ほっぺが 焼き肉や革靴にみえてきたりして・・・・
さて、どうすればいいのか、また研究してみます。