知人がSNSに「実家の倉庫から出てきた!」と古いパソコンの画像をアップしていました。

 

80年代半ば頃までのマイコン(パソコン)って、実機の性能とCMやカタログで紹介されている内容に差のある機種が多かった気がします。たとえば喋るマイコンを売りにしていたNECのPC-6001mkⅡなんて、CMと実際に喋らせた音声の差が激しくて詐欺だろ!とツッコミたくなるほど。

 

もしかすると高度なプログラミング技術があればCMと同じように喋らせることができたのかもしれないですが、小学生だった僕には頑張ってもそれが限界でした。

 

当時のマイコンは何でもできそうだけど大したことはできない。でもそこには夢や未来を感じさせる何かがありました。本体内の基盤から発せられる独特のニオイやピコピコしたFM音源の音、音響カプラーやカセットテープ、ROMカートリッジなど当時はすべてにワクワクさせられたもんです。

 

でも僕が実際に自分のパソコンを所有したのは随分と後の話なんですよね。ちなみに当時はパソコン好きだけど所有していない人のことをナイコン族と呼んだりもしていました。まだオタクのことをネクラと呼んでいた時代です。FDDが身近になった頃に人気のあったNECの88シリーズも好きでしたが、なんとも味のあるゴム素材のキーボードだったナショナルのJR-100やJR-200、ゲームソフトが豊富だったソードのM5やトミーのぴゅう太やセガのSC-3000、グラフィックやサウンド機能が充実していたのに人気の出なかったパソピア7なども好きでした。シャア専用みたいな赤いボディのPC-8201(NEC)もカッコよかったです。

 

あれから何十年も経っているというのに当時の機種名などはしっかり記憶に残っています。間違って脳内の削除不可能な領域に書き込んでしまったのかな。最近すっかり物覚えが悪くなったので、可能ならそこを削除かフォーマットして使用可能な容量を増やしたいところです。

 

そういえば少し前に撮影した画像などを保存していたHDDがクラッシュしてしまいました。復元ソフトで半分以上は戻すことができたんですけど、万が一に備えてバックアップを取っていなかったことをひたすら反省しています。やっぱ備えは大切ですな。

 

それじゃ皆さん楽しい週末を!僕は復元した画像の整理だけで週末が終わりそうです。