17人 職場に戻せ
広島 マツダ株主に訴え
派遣切り訴訟原告ら
自動車メーカーのマツダ(本社・広島県府中市)の防府工場(山口県防府市)の元派遣社員17人が正社員としての地位確認や未払い賃金を求めた訴訟の原告団と支援者ら約70人は24日、マツダ本社前で「17人の原告を職場に戻せ」と宣伝しました。
宣伝に先立ち参加者は、マツダ社員の多くが通勤に利用するJR向洋駅から本社までデモ行進。出発前に「マツダの派遣・サポートの正社員化をめざす共闘会議」の高根孝昭事務局長と広島県労連の門田勇人事務局長があいさつをしました。
この日はマツダの株主総会で、原告団の事務局長が本社を訪れる株主らにハンドマイクで「私たち派遣労働者を元に戻すよう働きかけてもらいたい」と訴えました。
参加者は本社ビルに向かって「マツダは派遣法を守れ」「これ以上原告を泣かすな」とシュプレヒコールをあげました。
参加者は宣伝後、広島市東区で交流集会を開き、原告団副団長が「マツダだけを相手にするのではなく、非正規に置き換える雇用情勢を改善するためにたたかっていきたい」と決意を表明しました。
2011年 6月25日付 しんぶん赤旗より
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