臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~

 東日本大震災が非正規労働者の雇用にも深刻な影響を及ぼし始めた。個人加盟労組でつくる「全国コミュニティ・ユニオン連合会」(東京都)には、派遣切りなどの相談が相次いでいる。「仕事が減ったから」と震災に便乗するような解雇もあり、同ユニオンは「08年秋のリーマン・ショック時以上に深刻だ」と、国に早急な対策を求めている。

 同ユニオンには24日までに震災関連の労働相談が約90件寄せられた。ほとんどが非正規雇用の労働者からで、被災地以外で働くケースも多い。「被災地から部品調達ができなくなった」などの理由で自宅待機を命じられ、その間の賃金補償がない人が多く、解雇や派遣切り、内定取り消しなども目立ってきた。

 静岡県の40代男性は派遣先の自動車部品メーカーが減産体制になり、22日から自宅待機に。「会社は給与を補償すると言わない。4月以降はどうなるか分からない」と不安を漏らした。福島県の30代男性は派遣元に「4月16日で約100人の派遣社員全員と契約を打ち切る」と通告された。「地震で自宅が損壊し、修理が必要だ。雇用契約を切るのはひどい」と訴えたという。

 相談の多くは製造業だが、事務系にも広がっており、電話1本で解雇を通告された東京の事務派遣女性もいる。都内のコールセンターに勤める30代パート女性は「震災で業務が減った」として4月以降の契約を更新しないと告げられた。計画停電の影響で仕事が減り、自宅待機を命じられている人もいる。

 労働基準法は天災などで直接被害を受けていない事業者には、最大限努力しても労働者を休業させざるを得ない場合のみ休業手当を支払わなくてよいとしている。関根秀一郎・副事務局長は「震災に便乗するようなケースも出ている。解雇や派遣切りを規制したり、休業補償を徹底させるための緊急立法が必要だ」と話す。

 同ユニオンは26日午前10時~午後8時に緊急の電話相談「雇用を守る震災ホットライン」(代表050・5808・9835)を全国8カ所で実施する。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000061-mai-soci より



 実は、私そらみみも、この震災の影響で派遣先の工場がストップしてしまい、今月の15日から休業状態であります。「今のところ30日まで休業状態」と今日の夕方に連絡がありましたが、おそらく4月まで延びそうな感じがします。


それに対して私そらみみは2年前の経験から、派遣会社に対して休業中の日給分を『災害見舞い金』として保障してもらうことを15日から求めて、現在も話し合いを進めています。


 ところで今回の震災では、16年前の阪神淡路大震災の教訓が活かされて、救助・支援などの動きが大変迅速であるという話も聞きます。


 しかしながら「雇用」の面では、2年前の「派遣切り」の教訓が全く活かされていません。


 「派遣切り」「非正規切り」も人災なんだと、まだ解らないのでしょうか?



 しかも、今回の震災に便乗するなどとは、まさに愚の骨頂!!



あの震災が起きて、もう2週間が過ぎます。


地震や津波で避難生活を余儀なくされて不自由な思いをされているということは、連日の報道で見ています。


支援活動について、政府の対応のほかに民間企業の動きも注目されていますが、その一方で大量の「派遣切り」を行なう…。


それだと企業の支援活動は「いいことやっています」と、これ見よがしにアピールしているようなものではないのですか??


震災に遭った人のことを悪く言うわけではありません。


しかしながら、この震災で生活に影響を受けている人は、被災地のみなさんだけではない。日本全国にいるのです。


このことを、果たして解っているのでしょうか?



守るのは被災地の皆さんだけでいいのですか??



この震災で海外諸国からは、日本人の秩序や国民性に賞賛の言葉を頂いています。


そのことは、私も同じ日本人として、大変誇りに思います。


しかしながら、このようなことが起こるのであれば、その賞賛の言葉も全く意味がない。


私そらみみは、そう思います。