とある場所から、こんなメールを入手しました。


臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~


メールの送信日時は、2011年3月22日 午前4時58分。


山口県防府市にある自動車下請のヒロテックが生産減産を理由として派遣切りをします。助けてください。


という内容です。



おそらくヒロテックという会社で働いている派遣社員からのメールなのでしょうが、この文章からはとても悲痛な叫びが聞こえます。


このメールだけでは、私そらみみも事実関係は読みとれないので、なんとも言えないところがありますが、ただ「減産」という理由だけでの派遣切りはどのようなものかと思います。


現在、東日本大震災の影響で部品供給がストップして、自動車メーカー各社が生産を停止しているので、その影響なのか?


一時的な減産であるのならば、派遣先であるヒロテックは、正規・非正規社員を差別することなく、雇用を守る努力を最大限に行なっているのか?


確かに「企業」である以上、その目的は「利潤の追求。」


それはよくわかります。


しかし、それと同時に、地域における「企業の社会的責任。」というのも、企業は背負っているものだと思います。


果たしてヒロテックという会社は、そのことを自覚しているのだろうか?


この、人を人と見ない、まるで人間を「モノ扱い」とするような態度を、ヒロテックという会社は平然とやってしまうのか?



私が以前、派遣社員として勤務していたマツダは、2年前に約1000人を「派遣切り」しました。


にも関わらず、それからわずか数ヵ月後に同じ人数を「期間社員」という名前を変えて、雇い入れています。


しかしながら、誰一人として、切られた人間が戻ることはなかったと聞きます。


「人が要るなら、また連れてきたらいいや」という、人格を無視したやり方は許せません。


テレビで連日、震災の情報や、福島県での原子力発電所の模様が写しだされていますが…


原発事故が『人災』というのであれば、派遣切りも『人災』だと言えるのではないでしょうか??



現在「マツダ派遣切り裁判」は1つの社会現象となり、このブログを防府市民の方々も見ていると聞きます。


また、来月に統一地方選挙が行われますが、各市町村から山口県会議員選挙に出馬をする方も、このブログを見ていると聞きます。


防府市を、山口県を、良い街にしようとしている人は、この事実をどのように捉えているのか?


それとも、このような事実を見て見ぬふりをして「防府市を、山口県を良い街に…」と、県会議員選挙に出馬する立候補者は街頭演説や辻演説をしているのか?


聞いてみたい気もします。



私に入っている情報は、この1通のメールだけで、私の憶測も含めて今回はブログを更新させて頂きましたが、新しい情報が入り次第、更新させて頂きます。