3月20日 新婦人の会防府支部主催で行われました「中古着物 & 手作り品まつり」のイベントに参加してきました。


臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~

「新婦人の会」のみなさんは、私達マツダ原告団の活動に理解・賛同してもらってる団体の1つで、口頭弁論の時にも傍聴席で状況を見続けてもらっています。


当日はマツダ原告団も「原告団マドレーヌ」を持って参加しました。


臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~


また、原告団の物資販売に協力してもらってる、手作り布小物の作家さんも「新婦人の会」の会員さんで、この日は作品を出品されていました。


臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~


(この作家さんについては、こちらをご覧ください)


「新婦人の会」という名の通り、スタッフもお客さんも女性ばかり。唯一男性である私そらみみも、みなさんの華やかさとパワーに圧倒され、このようなみなさんにマツダ原告団は支援して頂いていると思うと、頼もしさを感じます。


お客さんの来場が一段落して休憩している時、みなさんの話題と言えば、やはり東日本で起きた大震災と福島県で起きている原発事故の話でした。


山口県にも現在、中国電力が上関町へ原子力発電所を建設する計画を進めていますが、やはりそれを「良いこと」だと思わない人も中にはいます。

そして、この事故を身近に感じているのだと実感しました。


その中で、私そらみみは、みなさんにお話ししました。


「この情勢に、私がこんな話をすると『非常識だ!!』と言われるかもしれない。それを覚悟で言わせてもらいます。今、震災で約2万人近くの死者・行方不明者が出ていますが、あの『派遣切り』以来、自殺した元派遣社員は、2年間で2万人を超えると言われています。震災で約40万人の人が家を失い、避難所で生活をしていますが、『派遣切り』の時、全国で約50万人の元派遣社員がたった1枚の紙きれで突然仕事を失い、派遣先の会社や派遣会社の寮を追い出され、行くあてもなく寒い冬空の中で路上生活を余儀なくされました。あのリーマンショックを引き金に起こった『派遣切り』で、あれから2年経った今でも、生活を立て直すことができない人々がまだたくさんいるし、私の周りにもいます。別に今回の震災のことを批判するつもりはありません。ですが、あの16年前の『阪神淡路大震災』の時の教訓が現在活かされていますし、今回の震災でもたくさんの教訓が生まれると思います。地震や津波が『天災』で、原発事故が『人災』であるならば、あの2年前の派遣切りも『人災』なんです。私がただ言いたいのは、これまで起きた出来事を風化させずに教訓に変えてきたように、『派遣切り』も絶対に風化させてはいけないのです。」


このお話をすると、みなさんから私達が現在闘っている意義を改めて理解して頂き、この社会における「マツダ『派遣切り』裁判」の重要性を分かってもらいました。


この日は朝からの雨でしたが、それにも負けないくらいに盛り上がり、私そらみみも楽しい1日を過ごしました。



雨にもかかわらず、遊びに来ていただいたみなさん。


このイベントを企画・運営して頂いた、新婦人の会 防府支部のみなさん。


有難うございました。