臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~

集会宣言


 私たちは今日、2011国民春闘の山場にむけ、「すべての労働者の賃上げと雇用確保で、内需拡大を」3・5山口県総決起集会に結集しました。


 日本経済はいま、労働者の賃金が減少し、国民の消費購買力が低下しているもとで、深刻な「デフレ不況」に陥っています。その一方で大企業は、内部留保を異常にふくらませ、「カネ余り」現象となっています。先進国のなかで、労働者の賃金が減少し、国内総生産・GDPの成長が止まっているのは日本だけです。外需に依存する日本経済のゆがみが、経済危機をつくりだしています。まさに「政治不況」といえる状態です。こうした状況を変えるためには、国民の消費購買力を上げることが重要であり、そのためには労働者の賃金引き上げや雇用確保、中小企業への支援を充実する必要があります。いまこそ大企業中心の日本社会を、国民が主人公となる社会へ大きく転換することが求められておれ、2011春闘は日本経済、地域経済を立て直す重要な役割を担っています。


 2011春闘は、日本経済を活性化するために、雇用も賃上げも実現する春闘として、労働組合の真価を問われるたたかいとなっています。いま3人に1人以上が非正規労働者という異常な働かせ方が蔓延しているもとで、労働者・国民の貧困と格差を是正するたたかいが重要となっています。労働者派遣法の抜本改正や均等待遇の実現など「人間らしく働き、人間らしく生きる」ことのできる日本を作るために、みんなで奮闘しようではありませんか。人間として生きる尊厳を守るために、働くみんなの共同を大きく広げましょう。みんなが誇りを持って働ける地域と職場をつくるために、2011春闘を全力をあげて闘いましょう。国民が主人公となり、平和で安心して暮らせる政治・社会をつくるために大いに奮闘しましょう。


 2011春闘にすべての労働者・国民の結集・参加をめざし、全力をあげることを宣言します。



すべての労働者の賃上げと雇用確保で内需拡大を


3・5山口県総決起集会