臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~

3月5日 山口県教育会館にて、山口県春闘総決起集会が行われました。


「賃上げと雇用確保で内需拡大を」


をテーマに、2011年の春闘が始まりました。


2年前のリーマンショックの影響で一時的に低迷した景気も、ある程度はV字回復してきたものの、労働者の賃金は減少の一途で、国民の消費購買力は低下している状況で、「デフレ不況」は解消されないのが現状です。


「人間らしく働き、人間らしく生きる」


このような当たり前のことを、当たり前のように実現できる。そんな世の中を実現してほしいものです。


講演では、全労連副議長 根本隆氏による「非正規労働者の雇用と権利、団結を守って」という題目で、お話をして頂きました。


根本氏はまず、「財界vs国民・労働者の立ち位置が鮮明に」と題し、非正規社員や失業者が増え続ける現状や、「グローバル国家」づくりの名のもとに、国や企業がリストラや賃金カットなどの政策を押し進めた結果、大企業は「空前の金余り」状態にあることなど、わかりやすく説明してくれました。


その後、山口県内で各方面で闘っている各団体からの訴えがありました。


「非正規労働者の待遇改善」で闘っている団体の代表として、マツダ原告団 事務局長代理が、正規社員と非正規社員の給与の違いや非正規社員がおかわれている危うい立場などをアピールし、「雇用は正規雇用が当たり前という社会を作るために闘います。ご支援よろしくお願いします。」と訴えました。


最後に参加者全員で、山口市内をデモ行進。


こうして、2011年の春闘総決起集会は終了しました。


この日もマツダ原告団は、会場にて物資販売を実施しました。


臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~


1日も早く、国民が主人公となり、平和で安心して暮らせる政治・社会が出来ることを望みます。