「国会答弁恐怖症」とは、なかなか良いネーミングですな。
ゴルフをやる暇があっても、国会にもはほとんど出席しない、というよりも逃げているとしか考えられません。
あれだけ「国難」をあおっておきながら、言うこととやることが一致していませんね。
不正選挙で政権維持ができても、まだまだ生き地獄が続くことでしょう。
◆逃げ回る安倍首相 国会答弁恐怖症で総理大臣が務まるか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/216723/1
先週の本欄で、7カ月あまりも国会審議が行われないなどということが許されるのかと指摘したのが、多少は役に立ったのかもしれない。
翌日のテレビ朝日「報道ステーション」が、この7カ月の空白問題を大きなパネルを使って解説したのをはじめ、あちこちから声が上がり、その結果、ようやく官邸も、11月1日召集の特別国会を首班指名だけで終わらせるのはまずいという判断に傾いた。
今のところ、首相の所信表明演説と、それへの各党代表質問、さらに予算委員会も開催して8日までの会期とする案が有力だが、しかしこれではほとんど実質的な審議はない。
1日は首班指名と組閣で、2日衆院、3日参院で本会議を開いたとして、もう週末。
5日にトランプ米大統領が来日して7日まで滞在し、安倍晋三首相はそれに付きっきりだから、国会には出てこない。
8日は少しだけ顔を出して、それで閉会ということか。
仮にもう1週間会期を延ばしたところで、10~11日はベトナムでAPECサミット、続いてフィリピンでASEANサミットで、早くても14日の帰国だから、やはりほとんど国会には出られない。
それでも野党の質問に答えるのが嫌な安倍は、何と、議席数に応じて与野党の質問時間を配分するという、これまた前代未聞の野党封殺策に出てきた。
すでに確立されている従来の慣例は、与党2割に対して野党8割で、それは単に少数意見の尊重という民主主義の基本ルールというにとどまらず、国民から直接選ばれた国会が行政権力の暴走をチェックし続けるという、それこそ立憲主義の根幹に関わる原則であって、そのような国会運営のイロハも無視してこんなことを言い出すほど、安倍は「国会答弁恐怖症」に陥っているのだろう。
総理大臣が野党の質問を受けたくなくて逃げ回るというのは異常事態で、この病は治療が必要な域に達しているかもしれない。
ところで、国会と国民への説明責任を果たせないほど忙しい安倍が、5日は横田空軍基地に降り立ったトランプをそのまま霞ケ関カンツリー倶楽部に案内して、松山英樹をはべらせてゴルフに興ずるというのはいかがなものなのか。
つまり、北朝鮮のミサイル危機が「国難」だというのは嘘だったことを自白しているに等しい、緊張感のカケラもないおぞましい日米首脳会談の設営で、金正恩だけでなく世界が「な~に、彼奴ら」と大笑いするのではないか。