新日本科学がまたファイナンス(希薄化15%) | インデックス投資家からの脱却(アンチインデックス)

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インデックス投資について疑問に感じたこと、インデックス投資に代わる投資法を書いていきます。

売りポジションを取っている新日本科学が、行使価額修正条項付新株予約権の発行を決議しました。
発表資料はこちら (PDF)
新日本科学の財務、業績は悪く、格付けもCCC格であり銀行からの借り入れは困難な状況です。
ですので、新日本科学は今年度中には資金調達をするだろうとは思っていましたが、私が思ったよりかなり早く資金調達を行うことになりました。

資金調達の内容は要するに600万株の新株発行です。(本当は違いますが、原理的には同じ)
希薄化割合は約15%です。

引受先となった野村が新株予約権を行使した後に、新日本科学の株式を長期保有するとは考えにくく、割当日から当分の間は大きな売り圧力(600万株)が出てくると思われます。
新日本科学のIRでは、既存株主に配慮したファイナンスであることがつらつらと書かれていますが、ただの言い訳です。
要するに新日本科学は、
「銀行も貸してくれないぐらい状況が悪いから、既存株主に泣いてもらうファイナンスしかできない」
という事です。

行使価額修正条項付新株予約権の発行は、はっきり言って既存株主を馬鹿にしているファイナンスです。
発行体と引受先はほぼノーリスクで、リターンを得れるのに、既存株主はほぼ間違いなく損失を被るというスキーム。

私は現在資金の半分以上を新日本科学の空売りに充てていますので、大きな利益が期待できます。
ここ10日間ぐらい新日本科学の株価が意味不明に上昇しましたが、今回発表のファイナンスの布石(行使価格を高値にしたいという思惑)だとすれば非常に悪質ですね。
ヘタすれば、引受先の野村証券が空売りを仕掛けてくるかもしれません。
まあ売り方にとって、ここ数日は良い売り場でした。
私は本日はほんの少しだけ新日本科学の売りを追加しました。
半年以内に年初来安値の658円を超えて下落することを望みます。


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