2023年9月27日に行われた、性同一性障害特例法の戸籍上の性別変更要件についての弁論を傍聴しに行ったのですが、後ろの席にいたグループがずっとおしゃべりをしていて、酷かったです。


“戸籍の性別変更に手術必要”は憲法違反か 27日最高裁で弁論



結論から言いますと、おしゃべりしていたのは反性自認主義者側。性同一性障害特例法を守る会代表の美山みどり氏を含む3人でした。


弁論が始まる前は、傍聴席にスマホは持ち込めないので、時間がわからないとか、時計は男のステータスだという会話をしていて、弁論が始まってからは、弁護士の読み上げる内容にツッコミを入れるような形でずっとおしゃべりをしていました。


弁護士が抗告人の主張として、「手術には(…)経済的負担が生じる」という内容を読み上げている際に、「裁判やるお金あるなら手術出来るよね」と話しているのが聞こえました。その場で私はメモを取りました。


これは、LGBT活動家から批判対象になるだろうなと思いながら最高裁を後にしました。


帰宅後、LGBT活動家として有名な松岡宗嗣氏のX(Twitter)を確認したところ、案の定批判されていました。

https://x.com/ssimtok/status/1706928998763409433?s=46&t=oPRlwhKdiDNWYWf55vWeHQ


"トランスヘイトの街宣が行われ"の部分は同調しませんが(どうせ行っていたのは左右マッチポンプの更地会だしどうでもいい)、"傍聴席からは「手術すればいい」という声や笑いも聞こえ"という部分は事実です。

私も憤りを覚えました。私の場合は、自分と同じ考えを持つ側の人が、法廷でおしゃべりをするという愚行をしたことに対しての憤りですが。


そして、松岡氏の投稿を引用した内容には、論理的な検証をせずに、松岡氏の話が嘘だと決めつける反性自認主義者がとても多かったのです。検証の仕方が雑過ぎて呆れました。

実際に、話していた人と、聞いた人がどこに座っていたのか、自分の席との距離をちゃんと確認せず、「私は聞こえなかったからデマ」と投稿する人が多くいて、それらの投稿だけを信じて、傍聴にすら行っていない人が松岡氏に暴言を浴びせているんですね。法的措置ができそうなレベルの暴言です。

中には、松岡氏のいうことは"全て"デマと決めつけている人もいて、完全に思考停止しているようでした。まるで、グループの誰かが差別者認定した相手を、自分では何も考えずにネットリンチするしばき隊シンパのようでした。


弁論の2日前にこのような投稿をしていた女性スペースを守る会もやはり批判されていました。



ちなみに、話し声が聞こえたという証言は松岡氏と私だけではなく、三輪記子弁護士もこのように述べています。



三輪弁護士のところにも反性自認主義者が非論理的主張で群がった為、追記もされています。

この投稿で三輪弁護士がおっしゃっているNHKのサムネを確認しました。



最前列の赤いTシャツが三輪弁護士、その2つ右が私、私の右が畑野とまと氏です。

おしゃべりをしていたのは私の真後ろの美山みどり氏と、その両隣の方たちです。

(https://archive.md/2D44D)




傍聴人の数は140/162人で、抽選は免れました。

退場の際は指示に従い、左・右・真ん中のブロックで分けて、2列ずつ立ち上がって移動するかたちでした。松岡さんの席は分かりませんが、法廷を出たときに、あれ、松岡宗嗣さんかな?と思う方を見かけたので、話し声が聞こえる真ん中のブロック、前2列のどこかに座っていたのではないでしょうか。


松岡氏の投稿について、まるで法廷全体に聞こえるような話し声であったかのように記されている、デマだ、などと突っ込んでいる方がいましたが、私は松岡氏の文章に何も違和感を覚えませんでした。松岡氏も傍聴していて、自身もいる傍聴席からそのような会話が聞こえた、それは事実でしょう。勝手に「大声」だと解釈している人が多い気がします。

(再掲)



私の右隣にいた畑野とまと氏。

後ろからの話し声にイライラしないのかなと思っていたのですが、いっさい言葉は発せず、黙って傍聴されていました。



話していたグループは、手術をした本人もそこにいたからこそ、「手術すればいい」という発言をできたのかもしれませんが、私も人生で数回手術を受けてきた経験から言うと、手術はきついです。あの苦痛を知っているからこそ、軽く「手術すればいい」と言ってしまうのはどうかと思いました。

学生の頃に、手術をしなければ将来車の運転ができない、しかし、確立されたばかりの手術でリスクはそれなりにある、最悪後遺症が残るという難しい選択を迫られ、手術するリスクを受け入れた過去があります。


性同一性障害の方も、未手術の状態で受ける精神的苦痛と、手術のリスク等を比較し、自分の考えに沿って行動するのが良いと思います。ただし、未手術で性別変更可能となっている諸外国の性犯罪等の情報をしっかりと収集した上で、特に、MtFの方には女性のリスクを自分のリスクとして捉えて頂き、自身の行動が社会に与える影響を考慮して頂きたいと思います。