CT検査の結果レポートには、
右腎下極の腹側に31×30×33㎜の腫瘤
腎細胞癌cT1aN0相当と考えられる、と書いてありました。
おそらく、、、と前置きこそあるが、一応は癌の告知を受けた訳で、
段々と不安になり、会計待ちの間、母に電話をしてみました。
この日は旦那さんが出張中で夜まで繋がらないので。
母が電話に出た。
のんきに孫の話をはじめ、止まらない。
さえぎって話を切り出そうとする。
言葉に詰まる。
何故だかわからないけど、癌という言葉が出てこない。
診察室ではあんなに軽く話していたのに、ガンって2文字を声に出すことができない。
そして急に涙があふれてきた。
腎臓のこと、癌のこと、何もわからないのに。
こわくて話せなかった。
電話を切って、会計を済ませ、帰宅した。
母が家に来てくれた。
落ちていて診察室での会話を思い出し、努めて軽く母に伝えました。
母は、「ぜ~んぜん大丈夫!」と、先生より軽く受け止めてくれました。
確かに、ステージ1、転移なしだけど。。。
母はサプリと水素水を持参していて、全力で勧めてきました。
母は健康食品やサプリ等の販売に長年携わっています。
実の娘にも決してゆるめない流石の営業トーク。
「手術の時には癌は消えてるよ~」って言い残し、早々に帰っていきました。
あの時、突然あふれ出したあの涙は???
突然襲われたあの言葉にならない恐怖は???
一体何だったんだろう。