サンクチュアリ〜聖域 〜 

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発達障害や毒親で悩んでいる方…
一人で抱え込まないでください
以前の私がそうでした。。。

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ネット上のある記事がわたしの目に留まりました。
グレタ・トゥーンベリさん、16歳。
スウェーデンの女子高校生が、なぜ日本でも報道されるほど有名になったのか…

国連本部で演説する、弱冠16歳の環境活動家

グレタさんの活動の始まりは、2018年8月にさかのぼります。
地球温暖化に危機感をもつグレタさんは、スウェーデンの国会議事堂の前で「気候のためのスクールストライキ」のプラカードを掲げて座り込みを開始。
 

地球温暖化が世界を揺るがす脅威でありながら、行動をおこさないわたしたちへの警鐘。
学校を休んでまで、連日座り込みを展開する彼女の活動が世界中に配信され、世界的な抗議活動にまで発展しました。
彼女はいくつかの世界的会議で演説するほど有名となり、ついに先月9月23日にはニューヨークの国連本部でも演説するまでになりました。

 

ツイッターのフォロワー数は約750万人、凄まじい影響力です。
もちろん、それを聞いただけでも驚きですが、なんと彼女はアスペルガー症候群であるとのこと。記事によると「グレタさんは、アスペルガー症候群強迫性障害、場面緘黙であることを公表してる。」そうです。

「アスペルガーは病気ではなく、1つの才能。」

アスペルガー症候群。
知的障害、言葉の発達の遅れを伴わない自閉症。
自閉症、高機能自閉症と並んで、自閉症スペクトラム(ASD)のひとつ。
 

アスペルガー症候群の特徴として、
◎対人関係がうまくいかない
◎コミュニケーション発達の遅れ
◎限定されたものへの興味(こだわり)
があります。

 

対人関係の問題のひとつに、「正直すぎる」、空気が読めないことが挙げられます。
それだけを聞けば、その特徴は欠点のように聞こえます。
 

しかしグレタさんは…
「アスペルガーでなかったら、こうして立ち上がることはなかったでしょう」
彼女が空気を読んでいたとしたら、世界を揺るがすほどの行動が起こせていたかどうか。

 

融通が利かない、自分の主張を譲らないなどと捉えられかねない部分です。彼女が連日の座り込みを展開するほど環境問題に並みならぬ関心を示すのは、アスペルガーの「こだわり」の一面でしょう。

 

それにアスペルガーの人は、彼女自身も言うように、白黒がとてもはっきりしているという特徴もあります。
これも、グレーを受け入れてやり過ごすことが求められる社会においては、生きづらさの要因となり得るところです。
けれども彼女にとって、生きるか死ぬかの大問題で行動を起こすことは至極当然で、起こさないのは明らかにおかしい。
行動を起こさないことを疑問視することも当然のこと。
 

そこで世間がどうであろうと、「この非常事態になぜ行動を起こさないのか」という、率直な疑問を堂々と言葉にすることができるのです。
彼女がアスペルガーでなかったとしたら、これほどにまっとうなストレートな主張ができていたかどうか。
 

そして、ここまで世界中の人がこの問題を真剣に考えるに至っていたのか。

彼女はいじめなどアスペルガーであるが故の壮絶な体験もしていることも認めています。それでも、アスペルガーの特徴をポジティブに捉え活動に活かしているのです。
 

「アスペルガーは…一つの才能。」
彼女からにじみ出る言葉の一つ一つが、胸に重くのしかかります。

その「才能」にどう気づくか

日本で暮らしていると、とかく空気を読むことが美徳であるかのように言われます。

「KY」なんて言葉が流行ったり「忖度」の名のもとに権威ある人に便宜を図ることに終始したり…
 

そんな中で生活をしていると、いつの間にか自分自身も周囲の人も「空気を読んで当たり障りのないことを言えないといけない。」と思うようになってしまいますよね。

そして、そんな風に行動できないことを自分自身も周囲も責めてしまいますよね。
 

グレタさんのように、本来ならば「才能」として存分に力を発揮できるアスペルガーの「正直さ」が、

ただただ欠点として本来の良さを失ってしまいがちです。無理もありませんよね。

 

このことは、アスペルガーの方だけにとどまる話ではありません。
ASD全般、ADHDなど、いわゆる発達障害(「障害」と呼ぶことにそもそも抵抗がありますが)の方が示すさまざまな「才能」も、環境の中で鳴りを潜めてしまいます。
 

私はとてももったいなく感じてしまいます。

「~すぎる」のではなくて、「スーパー~」なのです。

 

「正直すぎる」のではなくて、「スーパー正直」。「こだわりすぎる」のではなくて、「スーパーレベルのこだわりがある」。

もちろん日本という社会ならではの部分もありますが、それは今日明日簡単に変えられるものではありません。
 

大事なことは、発達障害の人ご自身とその周囲の方が、ともすると欠点にしか見えない隠れた「才能」を環境に流されずに見出すことができるかどうか。

ひとりでも多くの方の「才能」を引き出すお手伝いがしたいなと思わずにはいられない、そんなグレタさんの記事でした。

 

※文中に登場するグレタさんの言葉などは、ハフポスト日本版 2019年9月25日 「アスペルガーは私の誇り」 グレタ・トゥーンベリさんが投げかける障害の意味 を引用しています。