フランスの男優 アラン・ドロンが2017年に引退した。
午前十時の映画祭で 太陽がいっぱいが上映されていたので細君を誘ったが、細君は
にやけた男が嫌いなようで珍しく断られた。
僕は食事と映画の一人は苦手だけど仕方がない。
この映画は中学の時に一度見たが当時の僕には難し過ぎた。
デジタルリマスター技術は凄い この映画は60年位前の製作だが全然古さを感じない。
昔のフィルムは1秒間に24枚のコマを使用していて デジタル化をする時にコマを1枚1枚
きれいにするそうだが、イタリアの地中海を舞台にしたこの映画はまるで現代のようだった。
そもそも、イタリアなどの海岸沿いの風景は今も昔も変らない。
映画は丁寧な描写で描かれていた。
アメリカの実業家の息子がイタリアで遊びほうけて、貧乏で孤独なアラン・ドロンが実業家の
高い報酬で連れ戻す物語。
ところがアラン・ドロンがヨットの上で息子を殺害してしまう。
彼は色々、偽装工作をして息子になりすまし優雅な生活を満喫しだす。
僕の心は何故か アラン・ドロンを応援してしまっている。
彼は偽装工作を続ける為に、もう一人の殺人をして息子の恋人の心も奪ってします。
警察の捜査を逃れた彼は地中海の浜辺のデッキチェアーで恍惚の表情を浮かべる。
中年のおばさんウェターは気分でも悪いのかね?と尋ねると
” 太陽がいっぱいだ、 今までは最高の気分だ、 飲み物を、 一番いいものを、 最高だ!”
これが最後には劇的なシーンと切ない音楽重なってフランス映画らしい終わりを迎える。
アラン・ドロンは本国やアメリカでは人気がいまいちらしい。
顔立ちが端麗だけでは人気出ないが日本では美男子の代表として絶大な人気を誇った。
考えて見ると、最後のあのセリフは60年前の日本人どころか現代の男にも言えない。
日本女性が恋に落ちるのもしかたがないだろう。
映画は夢を与えるエンターテインメントだ、
誰しもブルーの瞳で口説かれる空想も良いだろう。