初めまして。トニーと呼んでください。

 

私は60年代、韓国で生まれました。

成績の良い模範生で、愛国心も強い子どもでした。

あの時代の愛国心には、主に三つの条件がありました:
嫌うべき国があること。
好きであるべき国があること。
そして、韓国人としての揺るぎないプライドを持つこと。

 

日本は韓国を35年間植民地として支配し、
中国は韓国戦争で北朝鮮側につきました。

だから、日本と中国は「嫌うべき国」。
アメリカは我々の友人、いや、尊敬すべきロールモデルでした。

しかし、韓国人としてのプライドは、どうしても英語を学ぶことへの抵抗感を生みました。

「なぜ一生使うこともない他人の言語を学ばなければならないのか。」

 

――そして現在。

私はアメリカ国民となり、カリフォルニアに住んでいます。

妻と二人の娘とは、普段中国語で話しています。

過去30年間、仕事の取引相手の半数以上は日本企業、あるいは日本人でした。

そして今、私は日本語でブログを書いています。

 

国というものは、私たちが人生のあいだ身につけ続ける、いくつものレッテルの一つに過ぎないのかもしれません。
とても重く、意味のあるレッテルです。
けれど、それでもなお、レッテルであることに変わりはありません。

 

初めての自己紹介としては、まずはこれで十分かと。