キャンディへ

彼女は不思議な人です。二つの顔を持っているから。
思いっきり明るくて(時には能天気と思えるほど)、雑草のように強くて、それはもう、逞しく生きる「貪欲な女の子」を絵に描いたようなキャラ。

その一方で、どこまでも切ない。
コミックのラストシーンを読むたびに、私は息苦しくなったものです。
「キャンディよ、それでいいのか?満足なのか。アンソニーとテリィを二人とも失ったあなたはこれからどうするつもり?アルバートさんがどちらかの代わりになってくれるとでも言うの?」
いつもそう考えて、次の瞬間ため息をついていました。恐らくこれはアンソニーファンとテリィファンに共通して言えることなのでは?
長くなるからその先は語りませんが(笑)、アルバートさんともっとはっきりしていたなら、このモヤモヤはなかったかもしれません。それに、こうしてアンソニーのサイトを作ることもなかったでしょう(^^ゞ。

で、今日はキャンディのもう一つの顔である「うるさいくらい張り切ってる女の子」(爆)をフィーチャーしたいと思います。

開口一番、キャンディに言いたいこと!
あのねー、アンソニーが死んで半年も経たないのに、いきなりテリィに心変わりしないでくれる(爆)?
それと、テリィと別れた後、「会いたいの、アルバートさん、今すぐ会いたいの」って言わないでくれる(爆)?

雪の日のヤコブ病院から何年経っても、ずっとずっと(恐らく一生)キャンディを想って生きていくテリィがいじらしいです。
でもキャンディはきっと彼のことを乗り超えていきます。傍らに誰かが立って彼女の伴侶となるかは神のみぞ知る、ですが、彼女はいつまでもテリィに引きずられたりしませんよ、多分。それが彼女の強さであり、逞しさであり、キャンディがキャンディたる所以なんでしょう。
アンソニーが心の奥底にしまわれたことは言うまでもありません。

そんなキャンディのことを、100%好きだとは言えない私がいます。
アンソニーとテリィが気の毒で・・・(キャンディが大好きな皆さん、ごめんなさいね)

だからキャンディって、魅力的であると同時に、ちょっと反感持っちゃうキャラなんですね。
不思議な人です。今でも。

(補足ですが、名木田先生はキャンディにちゃんと配慮をしていらっしゃいます。それはラストシーンに端的に表れているんです。
最後までキャンディはアルバートさんによろめきませんでしたよね?なぜなら・・・「アンソニー→テリィ→アルバートさん」と、とっかえひっかえするような「軽い女の子」に描きたくなかったから、だそうです。)

★おまけ・・・どうでもいいけど、一回くらいアンソニーの墓参に行こうよ~^_^;
それとね、「高いところに上ると、嫌なことはみんな忘れちまう」そうです(うちの旦那が言ってました)。木登りが得意なキャンディは、かなりヤバイっす。
木に登るとアンソニーもテリィも忘却の彼方になるんです^_^;

なんか初回からムチャクチャですが、あくまで私の個人的な意見です。原作を否定するつもりは全くありませんので、どうぞ物を投げないで下さいましm(__)m









  アンソニーへ
(今更「アンソニーのどこがいい」だの「私は彼がこんなに好き(爆)」だの、歯の浮くような文章をお読みなっても白けるだけでしょうから、ここでは「私とキャンディ・キャンディの出会い」についてお話します。テリィもかなり好きだったので、その辺の絡みも一緒に)


「キャンディ・キャンディ」との出会いは、アニメのアンソニーがきっかけでした。
あれは1977(昭和52)年2月4日、第18話「運命をみちびく十字架」の放送日。私はアンソニーとラブラブだった頃のキャンディと同じ年頃でした(歳がバレバレですが(^^ゞ)。
告白しますが、当時私は「キャンディ・キャンディ」の存在を知らず、金曜の夜といえば、「太陽にほえろ!」が真っ先に浮かぶ、とんでもないヤツだったのです(笑)。

その夜も何とはなしにテレビのチャンネルをガチャガチャ回していたんです。するとアニメをやっていて主人公らしき女の子が登場していました。
「ん?これはマジンガーZの弓さやかと同じ声。声優は誰だっけ?」
気になって仕方ない私はその番組で足止め。エンディングまで見て「声の出演」で確認すればわかるはずなので、とりあえず最後まで見ることに・・・
これが「出会い」っていうものなんですねぇ。しばらくして出てきた金髪で青い目の男の子に目は釘付け!
「ぎゃあぁ~、この人誰?ハンサムだし優しそうだし、声がいい♪」
それがアンソニーでした。
彼に一目惚れしたのは、井上和彦さんの声がぴったりだったということも大きかったんでしょう。
とにかくアンソニー見たさに私の「キャンディ狂い」はこの日からスタートしたのです。彼とキャンディのラブラブシーンをにやけながら見るのが、金曜の夜の楽しみとなりました。

しかし・・・!おバカな私は原作を読んでいなかったので、ストーリーがどう展開していくのかを全く知らなかったんです。だから3月25日、第25話でいきなりアンソニーが死んでしまったときにはびっくり仰天の大ショック!!
「なんで!?なんで?せっかく素敵な男の子が出てくるアニメだったのにぃ…」
あの日はアンソニーが番組から消えたショックで、キャンディよろしくすっかり落ち込んでしまいました(>_<)

ところが間髪を入れず、友達から朗報を得たのです!
「アンソニーの次に、もう一人かっこいい男の子が出てくるんだって」
ご存知テリィの登場です。待ちきれずにやっと原作も読みました。
・・・で、率直な感想―「テリィって何てかっこいいの(*^_^*)」
浮気な私は瞬く間に夢中になってしまいました(爆)。アニメはちょうど彼が出てくるところにさしかかっていたので、「声優は誰がやるのか」という話題でもちきり。
結果的に言うと、このキャスティングにはちょっとがっかりでした。既に故人となった声優さんに対して本当に申し訳ないんですが、想像していた声とは違っていました。もし、もっと若々しい声だったら、ずっとテリィファンでいたかもしれないなぁ・・・

そこへいくとアンソニーの声はぴったり♪もうこれ以上のはまり役はいないでしょう、っていうくらい。
「キャンディ」が結ぶ縁で、井上和彦さんと結婚することになるい○らしゆ○こ先生が、「アンソニーがそこにいる、って感じでした」と当時のワイドショーで褒めていたのが印象的でした。(*残念ながら、現在お二人は離婚されています)

そう、正確に言うと私はアニメのアンソニーが好きなのかもしれません。なぜならこっちの方が原作よりキャラが骨太だから。多少の荒っぽさもあるし、取っ組み合いのケンカもしたりします。
キャンディが滝壺に落ちてアルバートさんに助けられた時なんか、「ふざけるな!」のパンチ攻撃。すごかったな~(笑)。原作より迫力あった(^^ゞ 優しいだけじゃなく、「非があれば女の子も殴っちゃう」芯の太さが好きでした。(原作で描かれているような「ガラス細工の美少年」もなかなかですけどね)

おっと!話がずれてすみません。元に戻しましょう。
アンソニーは既に死んでしまったキャラ。一方テリィはこれからキャンディと結ばれるであろう、未来を担っていくキャラ。
だから私の中ではテリィの方が大切だったんです。少なくともキャンディがNYへ行くまでは。
ところが物語は思わぬ展開に。何とキャンディとテリィは別れてしまったではありませんか!しかも復縁の望みは殆どなさそう。この時から空しさが襲ってくるようになります。
「アンソニーには死なれちゃうし、テリィとは別れる羽目になるし・・・キャンディってかわいそう」

ここでテリィ派ならキャンディとテリィがよりを戻してハッピーエンド、という結末を思い描くでしょう。でも私の場合は違っていました。どうしてもそういう発想にならず、頭に浮かぶのは「アンソニーはなぜあそこで死ななきゃならないの?彼が生きていたらキャンディだって幸せになれるんじゃないの?」という筋書きばかり。とどめに最終話がああいう中途半端な終わり方だったから(すみません!)、その思いは頂点に達しました。
もしキャンディとテリィが幸せになってくれるか、もしくはアルバートさんとキャンディがあの後恋愛関係に進んでいくような兆しが書いてあってエンドマークなら、きっと納得出来たんでしょうが。あの終わり方ではキャンディがかわいそすぎました。

ここで敢えて言っちゃうと、「キャンディが最後に帰っていったのはテリィじゃなくて王子様のところだった」ということ。(テリィファンの皆さん、ごめんなさいね)だから「王子様に帰っていくなら、その彼に瓜二つのアンソニーだっていいじゃないか」という無茶苦茶な理屈を引っぱり出すようになったんです(爆)。
考えるのは、「実はアンソニーは生きていて、そしてキャンディと再会して・・・」ばかり。ちょっと大人になった彼がキャンディとどんなふうに愛を育てていくのか想像するのが、その頃からの夢になりました。

それで今、このサイトがあります(笑)。
くだらない個人の思い出話を書き連ねて、大変申し訳ありませんでしたm(__)m
お付き合いくださった皆さんに心から御礼申し上げます。








テリィへ

注:少々「本音トーク」があります。ファンの皆様がお読みになったらご気分を害す恐れがありますので、「そういうのは許せないわ」というお客様は、どうかお読みにならないで下さい。
この但し書を無視した結果の非難コメントにはレスできませんので、何卒ご了承くださいませm(__)m


p.s. テリィ 好きでした。

これ、ご存知ですか?
名木田先生の小説版をお読みになった方は、「ああ、あれね」と、すぐに納得されるんではないでしょうか。
そうです!第3部でキャンディがテリィに宛てた「出さなかった手紙」の結びです。泣いた方、沢山いらっしゃるでしょうね。テリィファンでなくとも、あれにはジーンと来ますよ。
で、不謹慎ですが、私もキャンディの台詞を拝借したんです。但し、彼女とはちょっと意味合いが違うかもしれませんが(^^ゞ

上で書いた「アンソニーへ」を読んでいただければお分かりでしょうが、実は私、テリィもかなり好きだったんです。
特にアニメアンソニーが死んだ後──77年の4月~12月。正確に言うと、一番盛り上がっていたのは9月まで。つまり、アニメテリィが聖ポール学院を去るまでです。

やっぱりコミック3、4巻にはやられました(爆)。
暗い過去がある、親の愛に飢えている、屈折している、日陰が似合う、不良っぽい、一見クール、でもホントは優しい、ハンサム・・・
これでもか!ってくらい、小・中学生の女の子を虜にする要素が満載じゃないですか。特に前任者(?)のアンソニーと比べると、余計に彼の悲劇が強調されて、母性本能がくすぐられるのです。
(ちなみにアンソニーは全部反対ですぜ→両親の愛情を受けて育つ、まっすぐ伸びた健康優良児、陽の光が似合う、優等生、万人に優しい・・・あ、「ハンサム」って点だけ共通かな?)

思春期の女の子って、必ず一度はテリィタイプの洗礼を受けるんですよね。「ただ優しいだけの王子様」より、深みがあって惹かれるじゃないですか!
この人、本当は何考えてるんだろう、とか、どんな秘密があるのかな、とか。
謎めいた部分が気になるんですよ。

で、私も例外ではなく・・・惚れちゃったわけです。
だって文句なくかっこよかったもん!声の出演が、たとえ「ちびまるこ」のじいちゃん(故・富○敬氏)であっても・・・です。

しかし~!その後が・・・(-_-;) 
ここから本音炸裂。テリィファンの皆さん、どうぞ怒らないで下さいね(滝汗)。
もう読みたくもないっていう、熱烈なファンの方は、この先をご遠慮下さいましm(__)m 申し訳ありません!!

★第一の過ち→学院を去るとき、なぜにキャンディを置いてった?
「俺がもっと大人だったら」とかかっこつけてないで、一緒にアメリカに連れてって欲しかったよ。苦労かけたっていいじゃないっすか。逆境にめげる女の子じゃないよ、キャンディは。それを見抜けなかったテリィが残念だ。
おかげで二人は「遠距離恋愛」を強いられることになり、5巻以降はかなりテンション下がってきました・・・

★第二の過ち→なぜスザナを選んだ?
これを語り始めると、「朝まで生テリィ」になってしまうのでやめますが、彼への評価が分かれるのは、まさにこの点でしょう。テリィファンとしてとどまるか否かの分かれ道でもあります。
確かにテリィは立派でしたよ。キャンディを深く愛しながらも、スザナを見捨てられなかった責任感の強さ、誠実さ・・・男らしい決断でした。
しかし残念ながら、私はこの時点で心が離れてしまったんです。
折も折、私が住んでいた地域では、丁度「あしたのジョー」の再放送が始まり、テンション下がりまくっていた私は、瞬く間に矢吹丈の虜になってしまったのでした(爆)。
あの時「あしたのジョー」がなければ、もしかして私はテリィファンのままだったかもしれません。

★とどめの過ち→ロックスタウンでなぜキャンディを追わなかった?
折角感動の再会だと思っていたのに・・・!
「キャンディの幻」が見えたと思ったなら、ちゃんと確かめて彼女を追うべきだったと思います。たとえ結果がどうなろうとも。
抱きしめて、「ありがとう、俺が立ち直れたのは君のおかげだ」と言って欲しかったよ。それが少女マンガのお約束。
でも彼の口から出た台詞は、「スザナを幸せに出来なくて、どうしてキャンディの幸せを願うことが出来るんだ」でした・・・。違うだろ(^^ゞ 何でそうなるかな~??

以上、失礼千万のとんでもないコメントでしたが、テリィが悪いのではない、ってことを明記して、お詫びに代えさせていただきたいです。(もしお許しいただけるなら・・・ファンの皆様、本当にごめんなさい!!!)
イマイチ歯がゆい彼の言動の全ては、「あのラストシーン」への布石なんでしょうね。最後に丘の上で待っている王子様がテリィであったなら、絶対違う展開になったはず。

果たしてテリィの扱いがあれでいいのか悪いのか──その答えは今も出ません。数え切れないファンのモヤモヤを抱えたまま、兎にも角にも「キャンディ・キャンディ」は少女マンガの金字塔であり続けます・・・

で、結びにもう一度だけ
p.s. テリィ、好きでした。 by かばくん
(ホントだよ!)


テリィファンの皆様へ心から謝罪です。
悪意は全く無いのです。ただ正直な気持ちをつづっていたら、こういう内容になってしまいました。もしもご気分を害された方がいらっしゃったら、心からお詫び申し上げます。
脅しのメール&書き込みだけはご勘弁下さいまし^_^;