壁ぎわのベッド | 恋愛なポエム まるいさん。のブログ

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壁ぎわのベッドの上で壁にもたれて

 

一つのノートパソコンで映画を観ていた

 

いくつもの日々

 

笑う映画を観た日は

 

君の笑った顔や笑い声でいつも君に恋をしていた

 

 

泣く映画を観た日は

 

鼻をすする音が聞こえて君を見ると

 

ポロポロ涙をこぼしているから

 

俺はティッシュを取りに行き

 

肩を抱きながら涙をもらい一緒に泣いた

 

 

壁ぎわのベッドには「幸せ」しかなかった

 

はず・・・

 

 

 

同じ時期に忙しくなり合う時間が減って

 

君はウチに来ても

 

壁ぎわのベッドで眠るだけ

 

しょうがないと思いながらも

 

起きた君を送って行く

 

車の中で会話はあっても

感情があるのかないのか?

 

明らかに今までとは何かが違う

 

 

あんなに楽しかった駆け引きのない

 

メッセージのやりとりも回数が減っていき

 

待つ時間は長くなり

 

君の既読無視で終わったまま

 

 

別れ際のしつこさは出さないのが俺の主義

 

トークは終わり

 

 

 

もう君を待ってはいないけど

 

壁ぎわのベッドには君といた時間が焼き付いて

 

君の香りが染みついている

 

いつまでも幻影が消えない

 

 

幸せだった日々が傷みに変わり

 

数年経った今も

 

壁ぎわのベッドでは眠れずにいる