ドコモがNTTの子会社化するニュースが流れた。

驚きと戸惑いがあった。

 

ドコモはNTTの子会社じゃなかったっけ?

 

あと、

 

これはどういう事か?

・・・

どういう意味か?ということだ。

 

ドコモはNTTの子会社である事は前から一緒だったが、

株式としては独立していた。

だから、極端な話を言えば、NTTドコモのNTTを取って独立する事も出来た。

(実際に、初代会長がNTTを取る!といって、NTTの逆鱗に触れたらしい)

ただし、ドコモ株の半数をNTTが持っていたので、経営には口出ししていた。

 

完全子会社化して上場をやめるので、口出しどころか、直接介入である。

 

 

市場にどのように影響するか?

政府の要請に従って料金を値下げするだろう。

それをしないと、ここで子会社化したカッコがつかない。

 

ただ、

忘れてはならないのは、NTTグループの利益を稼いでいたのはドコモで、

その稼いだ金をNTTが取り上げて、ドコモを含めたグループ会社運営をしていたのだ。

だから、

利益を下げる事は、NTTはじめ、他のNTTグループを苦しめる事になる。

まぁ、それは良い。

 

NTTは、保守的な会社であると言われている。

その人たちにドコモを任せていいのか?

ますます保守色が濃くなる気がする。

 

 

ところが、そうは言っても、私は、子会社化に賛成だ。

政府の通信政策の失敗で、移動通信が世界の後塵を拝してきた。

国内で競争!競争!と叫んできて、

三国志のように戦わせたせいで、海外に対する競争力が無くなってしまったのは事実だ。

 

ムーバ時代は、ドコモが世界をけん引していた。

それが、通信自由化で、いろいろな会社が生まれ、消えていって、3社に(いまは4社)になった。

競争によって、良い事も沢山生まれた。

バラエティに富んだサービスや、お客様ニーズに沿ったサービスが提供された。

 

反面、前述の様に、グローバルに対する力が薄れ、

北欧、アメリカ、韓国、そして、中国にどんどん置いて行かれることになった。

 

だから、力を一つに集中して、伸ばすには、

技術力・経済力の統合は必要だろうと思う。

 

楽天はつぶれてしまうな。

それは、仕方ない。

 

 

政府、総務省の通信政策の無能さをもう一つ予言しておく。

ローカル5Gは失敗する。

世界的にローカル通信ビジネスはあるが、日本とドイツしか声が上がっていない。

日本は、総務省が年間30億のお金を突っ込んで、

ビジネス産業の活性化を狙っている。

・・・

見当違い、投資先の間違いも良いところだ。

5年後、このブログが残っていて、その時に、この予言が正しいかどうか分かるだろう。

 

ドラッカーは言っている。

未来のことは、もうすでに起きている。