世の中、不景気が続く。

これは、安倍政権のせいばかりではなく、失われた20年と言われる、日本経済の状態の継続であり、

やれ民主党政治が悪かった、とか、リーマンショックだ、なんだかんだと理由を述べている人もいるが、

まぁ、日本の経済は、もともとそんなものなのでしょう。

 

そんな不景気の中で、利益を上げる会社。

有名所としては、自動車業界。

トヨタは利益が1兆円を超える、超ビックな会社である。

もう一つ上げると、携帯電話会社。

携帯電話三兄弟は、それぞれに数千億以上の利益を上げている。

 

ただ、利益構造はそれぞれ微妙に違う。

ドコモは、いろいろなサービスを生み出してはしぼんでいく。

失敗の方が多いんじゃないかと思うのだが、それでも多角経営で利益を得ている。

KDDIは、小銭を稼ぐ。3兄弟の中で一番安いので、広くあまねくユーザを獲得し、

高感度のCMでファンを作り、薄利多売で安定な収入を確保している。

ソフトバンクは、儲かるところにお金を使う。

時々、無料チケットをばらまいて、人を集めてそこから金を巻き上げて、

そして利益が無くなればバッサリと切り捨てる。

一見冷たいが、その判断力と経営力はピカイチである。

 

中身はそんな風ではあるが、外から見えれば「携帯電話事業は儲かる」と見える。

フリーキャッシュを持っている楽天が参入するのは当然である。

 

ところが、政府主導で、携帯電話の料金値下げの指示が出た。

政府が民間企業の経営に介入するというのは、いかがなものかと思うのだが、

国民の矛先をもう買っている会社に目を向けさせて叩くのは、政治の常套手段である。

 

長男たるドコモがさっそく、料金プランを提示した。

中身は分かりにくく、下がったのか?と、懐疑的な人が多いが、

利益を4000億損失するということは、誰がが得をするという事になる。

質量保存の法則ではないが、現ナマがあるかどうかである。

(ちなみにソフバンの役員クラスの数十億の年俸の原資は、ソフトバンクユーザの貢物である)

 

話がそれた。

この料金プランについて、いろいろな記事が出ている。

実は、これらの記事は、

・通信会社が、ライターを買収して記載しているものがある。

というのをご存じだろうか?

 

メディアとなれば、公平・中立だと思っていた純真無垢な皆さん。

世の中の構造は、少しばかり複雑なのです。

世の中に思う事を言うのは、自由なのです。

発言の自由が民主主義で保護されています。

ただし、やり過ぎちゃうと、いろいろな法令等に引っかかるので、秘かにやるのがポイントです。

 

これは、

携帯電話だけではなくて、

他の産業でも同じなのでしょうね。

 

ただ、簡単に分かるような表記方法、記事は書かないです。

例えば、ソフバンに買収された場合の記事は、

「ドコモは最悪、KDDIとソフバンは同じぐらい、、、でもちょっとはソフバンが有利かな。

でも、ここはソフバンが苦手な個所がある。ただ、ドコモは足元にも及ばない。

総合的にはソフバンが1ばんだった。アンケート結果にも裏付けられている。」

って書くのだろうなと思うのです。

 

ああ、腹黒い。

そして茶番だ。

5Gの周波数が割り当てられました。

この話は別途。