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「デザインの嗜好だけで模型は作らない、物語の背景が重要」バンダイ川口名人が振り返るアニメ『機動戦士ガンダム』とガンプラの原体験
●模型まで作りたいって思ったアニメは『ヤマト』と『ガンダム』の2つ
『機動戦士ガンダム』のプラモデル、いわゆる「ガンプラ」が世に登場するのは、アニメの放送が終了した1980年のこと。あの頃の熱気は本当に凄まじいものがあり社会現象とまで呼ばれることになるのだが、「ガンプラ」が入荷すると、あっという間に売り切れてしまう。ガンダムやシャア専用ザクなどは見たこともない。モビルスーツが買えればまだいい方で、筆者がおもちゃ屋に走って行くと、残っているのはジオン軍の戦艦のムサイだけ……なんて光景は、日常茶飯事だった。
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同じ時期、子供向けの漫画雑誌『コミックボンボン』では、いつも『ガンダム』の情報をむさぼり読んでいた。ある時『ガンダム』のアニメのシーンをリアルに再現したジオラマ写真が掲載されているの発見し、驚愕した。「なんてカッコイイんだ!」「いつかガンプラでこんなジオラマを作ってやるぞ!」と。
それが実現できたのかはさておき、そのジオラマを制作していたのが、本日インタビューさせていただいたバンダイの川口克己氏――通称「川口名人」である。見事な造型と表現力から「名人」として知られる川口氏は「ガンプラ」発売前から、フルスクラッチという手法でモビルスーツの模型を制作。後にバンダイに入社し、現在もガンプラを進化させ、その最先端を模索し続けている。
川口氏は、その知名度からインタビューに登場することも非常に多いが、普段は「ガンプラ」の話題が中心。そこで今回は8月28日に発売される『機動戦士ガンダム Blu-ray メモリアルボックス』を記念して、「ガンプラ」はもちろん、なかなか語られることも少ない、『ガンダム』そのものへの想いや、社会現象となったアニメ放映当時の様子も振り返ってもらった。川口氏自身「普段はもちろんガンプラ話主体なんです。だから、アニメのことをこんなに話したの初めてじゃないかな」と語った、インタビューをご覧いただきたい。
――初めて『ガンダム』に触れた時の印象はどのようなものだったのでしょう?
最初の放送の時、僕は高校3年生だったんですけど、アニメ好きの友達から「今度始まる『ガンダム』って、すげぇ面白そうだぜ」って声をかけられたのがきっかけでしたね。
第1話は量産型ザクIIがスペースコロニーに侵入するところから始まりますね。今でもはっきり覚えていますが、当時は『スター・ウォーズ』もあり、「『ストームトルーパー』みたいなのが何かやるストーリーなのかな?」と思っていました。そうしたら、ザクが斜面を滑り降りてくる。木に対してやけにデカイ、そして胸のハッチからパイロットが出てくる。大きさに気づいて、まずビックリしました。そういう描写の敵メカ、銃を持った歩兵みたいなものがでっかいロボットとして攻めてくる、という。
そして、ザクマシンガンの薬莢を避けながらアムロがエレカに走っていく。今ならお台場に18メートルのガンダム立像があり、それが戦う姿はある意味現実離れしていますが(笑)。画面の中で戦う姿が現実的な「リアル」という感覚で受け入れられるのは、今とはまた違ったものだと思います。スケールモデルで船や戦車を作っていた感覚と近いというか。アニメの中で"戦争"が描かれている、巨大なモビルスーツが"兵器"として戦うという描写がリアルで「今までのアニメとは全然違うぞ」というのはありましたね。
――『ガンダム』は初回放送よりも、その後の再放送や劇場版、ガンプラの社会現象化から爆発的なヒットに繋がりますが、初回放送の盛り上がりはどうでした?
当時は中高校生でアニメを見る人は今ほど多くなかった時代ですから、初回放送はやはりそれほどでもなかった、という印象です。ただ、世代としては小学校高学年~中学生で『宇宙戦艦ヤマト』に触れていて、アニメでは人間ドラマを中心にノレるものを経験している。『ガンダム』直前には『ダイターン3』なども見ていたし、僕の周囲はロボットアニメを楽しんでる人は結構いました。
僕としては子供の頃に戦記ものが好きで、そこからプラモデルも作るようになったというのが模型趣味の始まりです。太平洋戦争で撃墜王と呼ばれたゼロ戦パイロットの坂井三郎さんの『大空のサムライ』や1970年代の『史上最大の作戦』『空軍大戦略』といった、今も名作と言われる映画、第2次大戦ものは模型にダイレクトに繋がります。物語や世界を理解して模型を作りたくなっていくんですね。
――背景の物語が重要であると。
そうです。実は、僕はデザインの嗜好だけで模型を作りたい気分は盛り上がらないんです。物語や世界観を理解した上で模型を作りたくなる。スケールモデルというのは、実物を忠実にスケールダウンして再現した模型のことですが、戦車や船の模型を作りつつ、『ガンダム』みたいないわゆるキャラクターものにいくということは、物語が面白く、かつ感情移入できるという前提があったからでしょう。だからこそ「作りたい!」と思った。人間ドラマも含めたリアリティに心を動かされ、模型まで作りたいって思ったアニメは『宇宙戦艦ヤマト』と『ガンダム』ぐらいだったと思います。模型を趣味にする人はきっかけをあまり意識しませんが、僕の場合はそういうものがきっかけになっているはずです。……続きを読む
●大河原さんのリアルタイプガンダムを見て、免罪符をもらったように感じた
――物語というものは、模型作りにどのように活きてくるのでしょう?
『哀・戦士』(劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』)の時に、大河原さん(大河原邦男氏)がトリコロールじゃないガンダムをポスターで描かれたのを見て、「あ、こんなことやっていいんだ」って。原作にないマーキングやディテールのラインが入っている。僕たちは「リアルタイプ」って呼んでいますが、このガンダムを見た時、オフィシャルから免罪符をもらったように感じたのです。当時は今のガンプラほど再現性が高くはなかったので、アニメで見た印象に近づけるということが唯一のガンプラとの向き合い方だと思ってたわけです。でも、それだけじゃない、という事を気付かせてもらいました。
モビルスーツが戦闘兵器として実在したとすれば、使い込めば汚れるし、戦えば壊れる。乗っている人の力量で戦果は変わってくるでしょう。そういうものを再現していこうと。そうなると、物語が重要になるわけです。自分が作っているガンダムは、どのシーンのガンダムなのかって。"ガンダムが自分のテリトリーにやってきた"という次の意識に繋がっていきましたね。
――そうして川口さんが、まだガンプラが発売される前にモビルスーツを立体化していくわけですが、最初に制作したモビルスーツの模型はどのようなものでしたか?
ボードゲームのコマとして、ほんの小さな5センチくらいのミニチュアを作ったのが最初です。都内の模型店のサークルに入っていましたが、そこでは「ガンダム、面白いね」と評判でした。模型だけでなく、立体物を作るのが好きな人の集まりで、雑誌に載せるものを作るプロもいれば、全くのアマチュアもいる。彼らと情報交換しながらやっていましたね。
そのうち、ボードゲームでガンダムの世界を再現してみようということになって、手作りにしたんです。もちろんゲームのルールも手作り。ストーリーはみんな知ってるので、やりやすかったですね。盤上で動かすミニチュアのガンダムやザクなんかを作ったのが最初です。
――それを経て『ホビージャパン』掲載の模型に繋がっていくのですね。
『ホビージャパン』さんが「SFプラモ特集」をやる時に、メインは『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でしたが、『ガンダム』が盛り上がっているタイミングでもあったので、特集の中でガンダムを扱いたいと声をかけてくれました。5センチのミニチュアでは記事にならないので、僕を含めて3人で100分の1くらいの大きさで作りましょうと。
プラモデルなら箱に入っている部品を組み立てますが、当然まだガンプラは発売されていないため、フルスクラッチという作り方をします。ラフなものですが図面を書いて、プラスチックの板とか、丸い棒や四角い棒を切ったり、貼り合わせたりしながらパーツを作っていく。粘土細工とぺーパークラフトをプラスチックでやっているようなもので、むしろ彫刻に近いかもしれませんね。ボードゲームもそうですが、世の中にないものを自分たちで作ることには、まったく抵抗はありませんでした。むしろ楽しかった。欲しいものは自分たちでどんどん作っていきましたね。
――「ガンプラ」発売後、そしてバンダイの入社前まで「ガンプラ」にはどのように関わっていましたか?
大学4年間は『ホビージャパン』さん、『コミックボンボン』さんで実際にプラモデルを使って作品を作る、それに関する原稿を書く、ということをやっていました。『めぐりあい宇宙』(『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』)の頃、『ガンダム』のプラモデルをバンダイが出し尽くした状態で、次のステップとしてどうするかいろいろ試行錯誤していたようです。その頃、大河原さんが「モビルスーツバリエーション」(MSV)の絵を描かれていたんです。最初は湿地帯用迷彩のザクと、ザクキャノン、デザートザクとか。元になったのは『ガンダムセンチュリー』というムック本でしたが、テレビでは描かれないモビルスーツや、モビルスーツ開発の経緯、変遷、サブタイプの種類などがいくつも載っていた。先ほどのお話にも繋がりますが、テレビにでていないものでもOKなんだと。
それをバンダイが商品化することになった時、模型誌さんとタイアップというか、自分たちが改造して作品を作ったものを、バンダイの人も見ていた訳です。MSVでMSがリニューアルされる際のアドバイスとして、僕も所属していた「ストリームベース」というユニットにオファーが来る訳です。そこから商品に関わるようになり、年に2回、静岡と東京のホビーショーで発売されていない商品の試作を作ったり、雑誌で作品を発表していましたね。
――「ガンプラ」が社会現象と言われるまでのブームをどうご覧になっていましたか?
最初はごく一部のファンが熱くなっていましたが、映画3部作のあたりでテレビ版が何度も再放送され、テレビ放送終了1年後くらいで周囲が騒ぎ出します。ちょうど僕らが『ホビージャパン』さんでやらせてもらうタイミングです。その時は、大人向けの模型専門誌だけでなく、小学生向けにも『コミックボンボン』さんで、ガンプラってすごいよというプロモーションをかけていました。幅広い年齢層を取り込んで、商品もかなり売れていたはず。「モビルスーツ買ったことないんだよ……ムサイしか買ったことない」なんて声がいくつも聞こえてきて。1981年頃は特にそういう状況でした。
――まさにブームの着火点からご覧になっていると思いますが、印象的なエピソードは?
僕の実体験というわけではないんですが、模型誌で作例を作る場合、バンダイ静岡工場からテストショットや成型品がきて、模型誌さんからの発注と併せて受取り制作に入ります。今なら宅急便などで送られますが、当時はデザイン担当の方が『ホビージャパン』編集部に袋に入れて持ってくるんです。そこまでの移動中に電車の中で度々子供たちが覗き込んできたと聞いています(笑)。中学生くらいの子が周りで「あれなんだろう?」「まだ出てないんじゃないか!」と話していたことを、担当は自慢げに話していましたね。
今なら守秘的な部分はしっかりやりますが、当時はネットもなかったのでクチコミもたかが知れていますし、静岡の工場では近所の子供たちが来たり。その中に岸山という現在ガンプラなどの開発をやってるスタッフの幼少期もいた(笑) そういうおおらかな時代でしたね。……続きを読む
●好きというより思い入れで言うと『Gガン』と東方先生です
――『ガンダム』の魅力はさまざまですが、川口さんが強く惹かれた部分はやはりメカニックでしょうか。
個人的には"すべて混じっている"ということ。「こういうシーンだから、こういうものが出てくる、こういう使われ方をする、こういう人が乗っている、それが画としてすごくカッコイイ、一緒になっているから面白い。メカのかっこよさとか、どれかひとつだけ取り出して「すげー!」という感覚は、僕の場合はありません。富野氏の物語があり、大河原氏のメカデザインがあり、安彦氏のキャラクターデザインと原画があり、それらが一緒になっているというのが何よりの強さでしょう。
――ある意味奇跡のような……
そう。「めぐりあい」ですよ(笑)
――では、ファーストガンダムでお気に入りのモビルスーツ、キャタクター、シーンは?
ガンダム・ガンプラを仕事にしてもう30年近くになりますから、純粋にファンの目では見れないけれど(笑)。一番思い入れがあるのはドムです。『ホビージャパン』さんで初めてキットデビューをやらせてもらったのが、100分の1のドム。それからしばらくしてバンダイに入社しますが、『モデルグラフィックス』さんで、やらせていただいたライター最後の仕事もドム(笑)。ドムには、折々で思い入れを持ちながら作っています。
登場人物はマチルダさんです(笑)。キャラクターは感情移入がベースにあるので、物語として、そして人物が素敵でないと楽しめない部分があるし、女性キャラはキーになります。マチルダさんは、ホワイトベースのクルーのような"ひよっこ"ではない軍人で、かっこよくて、きれいだった。当時は深夜放送が好きで、僕らの世代のほとんどが『オールナイトニッポン』である中、僕は『パックインミュージック』だったんです。特に野沢那智さんのパックが好きで、主宰されていた「劇団薔薇座」の公演なんかも見に行ってたんですけどそこに戸田恵子さんがいらっしゃって、マチルダさんは声優が戸田さんだというのもフックでした。
――となると、好きなモビルスーツに、好きなキャラクターが叩き潰されてしまうことに……。
そうです(笑)。マチルダさんが、ドムにやられるのは、けっこうきましたよ……。でも、今風にいうなら「フラグが立ってた」じゃないですか(笑)。どういう形かは別にして、逝っちゃうんだろうなって漠然とは思っていましたけど。やっぱり、感情的にはゆさぶられましたね。後は、シーンとしては「ランバ・ラル特攻!」(第19話)でしょう。アムロが脱走してランバ・ラルと斬り合い、ホワイトベースに帰っていく――今見てもすごくドラマチックだと思います。
――今回はファーストのインタビューなのですが、あえて聞いてみたいことがあります。逆にファースト以外でのお気に入りはありますか?
好きというより思い入れで言うと『Gガン』(『機動武闘伝Gガンダム』1994年放送)です。宇宙世紀を外し、キャラクターもメカデザインも一新され、周りはいわゆるアンチばかり。5月の「静岡ホビーショー」で散々な評価で、セールスも全く振るわない状態。ただ、今川監督(今川泰宏氏)から伺っていたプロットから"面白くなる"という確信はあったので、関係者と話しながらやっていきました。
メインの2号機(ゴットガンダム)が変わるタイミングでデザインがなかなか決まらなかったんです。あまり怒らない大河原さんから「いい加減にしてくれ」と言われてしまって、サンライズの人と謝りにいったり……。だからゴットガンダムは特に思い入れが強い。「川口君どうしたいの?」と何度も言われる中で、デザイン、ギミックを詰め、商品的なアイディアを提案していき、それらが番組の中で使われたのが何よりうれしかった。本当に苦労しましたから。
となると、お気に入りのキャラクターは『Gガン』の東方先生(東方不敗マスター・アジア)になります。東方先生がいないと『Gガン』は成立しませんし、『ガンダム』そのものが今に至っていたかどうかもわかりません。偉大な師匠ですよ(笑)。
――来年は『ガンダム』35周年の年になりますが、当時『ガンダム』がこれほど長く愛されるようになると想像されましたか?
正直まったく思ってませんでした(笑)。 何度も再放送され、劇場版三部作があり、ガンプラも「モビルスーツバリエーション」という形で広がっていきました。けれど同時に、『エルガイム』『ダンバイン』『バイファム』といった、リアルロボットアニメをサンライズさんが出されてたので、ジャンルとして受け継がれていくんだろうなという感覚でしたね。『ガンダム』そのものが35年も続くとはまず思っていなかった(笑)。……続きを読む
●長く愛されている『ガンダム』というコンテンツには愛される理由がある
――そうして『ガンダム』は、初期のファンだけでなく、常に新しいファン、新しい世代のファンを獲得しながら続いていくわけですが、その秘訣はどのようなものだと思いますか?
正解はないでしょう。ただ、僕が思うのは『ガンダム』が既にブランドになっていること。『スーパー戦隊』でも『仮面ライダー』でも、新しい情報、コンテンツを出し続けていかないとキャラクターは途切れてしまう。ガンダムの場合、作品的には『Z』があり、『ZZ』があり、『逆襲のシャア』があり、新しいお話をずっと紡いできています。宇宙世紀に関する話は『Vガンダム』まで続き、そこから先ほどの『Gガンダム』や『W』(新機動戦記ガンダムW 1996年放送)と、違う物語に発展していきます。共通して言えることは、常に新しいコンテンツを提供し続けてきたということです。アニメーションやプラモデルだけでなく、ゲームもそうだし、ビデオパッケージにしてもそう。受け手が常に情報を受け取れる形でないと続かないと思います。
もうひとつ言えるのは、ファーストを見た当時、子供だった人たちが大人になり、自分の裁量で仕事ができるポジションについていらっしゃるということ。『ガンダム』への愛着を持ってる人に、いろんな形で『ガンダム』を取り上げてもらえる状況があるというのは、とても大きいでしょう。お台場に18メートルのガンダム立像が実現できたのも、そうして支持してくださる方がたくさんいらっしゃったからでしょう。
そうやって新しいコンテンツを提供し続けていくなかでも、ファーストって、やっぱり特別なものだと思います。『SEED』(機動戦士ガンダムSEED 2002年放送)から入った人も、『00』(機動戦士ガンダム00 2010年放送)でも『AGE』(機動戦士ガンダムAGE 2011年放送) でガンダムを知った人も、どこかのタイミングでファーストに触れるんです。だから、やっぱりファーストはクラシカルなキャラクターとして、例えばディズニーであればミッキーマウス、ウルトラマンであれば初代ウルトラマンのように、原点のオリジナルとして特別な存在になっているんですよね。
――すべての原点となったファーストですが、8月28日には『機動戦士ガンダム Blu-ray メモリアルボックス』が発売されます。ファンなら誰もがほしくなる豪華特典が満載ですが、川口名人が一番魅力を感じるものはどれでしょう?
うーん……これはいろいろありますねえ(笑)。一番は「資料解説集」でしょうか。プラモデルを作るときに、寄りどころが欲しいんです。自由に作れるのが模型の楽しさなんですが、自由というのは不自由なところもある。「ガンダムってやっぱりこうだよね」と、基本を再確認するための寄りどころとして使いたい。決して設定に縛られるわけじゃないんですが、あくまで寄りどころとしてね。これからもプラモデルを楽しんでいきたいなと思います。
――そして『機動戦士ガンダム Blu-ray メモリアルボックス』に合わせて「MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0」も発売されました。表現の密度や、動作の再現性など、さまざまな面で大きく進化していると思いますが、どのような点を一番楽しんでもらいたいですか?
アニメのシーンがどれだけ手元で再現できるか、ということがポイントだと思っています。昔のガンプラは、可動範囲も制限があり自在なポーズというのは取れなかった。どうしてもやりたければ、改造するしかなかったんですね。「Ver.3.0」なら、改造するとか特別なスキルなしで、自分のイメージするガンダムができてしまうんです。ガンダムというものの魅力を、あらためて体感してもらえるといいですね。
ファースト当時を思い出すと、毎回作画さんが変わったり、AパートBパートで絵が変わったり、演出で大胆にデザインがアレンジされたりもする。全話見てもどのガンダムが"オレのガンダム"かというのは人によって違うんです。その中で"自分なりのガンダム像"を表現するための素材として手にしていただければありがたいですね。
――初期のガンプラとは比較にならないほど大きな進化を遂げていると思いますが、「MG Ver.3.0」は、川口さんがイメージされている"ガンプラの理想"のどの辺りまでたどり着きましたか?
現時点では、満点をあげてもいい(笑)。今、世の中でもっとも認識されているガンダムのデザインは、お台場の18メートルガンダム立像だと思います。「Ver.3.0」はこの実在する18メートルのガンダムをスケールモデルに近いアプローチで作ってますから、さまざまな模型としての楽しみ方ができるんじゃないかと思います。
――ガンプラの歴史を振り返っていかがでしょうか。
ガンプラの進化を振り返ってみると、接着剤を使わなくていい、色も塗らなくていいと、仕様が変わったのがとても大きい。初めて作る人が、道具や材料がなくても、手軽に、簡単に楽しめるというのが、ガンプラがここまできた大きな理由だと思います。
――では最も思い入れのあるガンプラは?
MG(マスターグレード)で担当したGP01(ガンダム試作1号機・ゼフィランサス)ですね。MGそのものが、自分のやりたいことをやらせてもらったシリーズになります。最初のRX-78(ガンダム)やザクは、自分の中で迷いがあった部分もあって……GP01は、RX-78のリメイクだと捉えて、仕切りなおしてやってみようと。結果として、納得できた商品なんです。
――では最後に、『ガンダム』やガンプラを愛するファンの皆さんに、ひと言お願いします。
プラモデルって、「スゲーものを作ろう」とか、「うまくなってやろう」とか考えると、疲れてしまいます。自分ができる範囲で、とにかく作ってみて、完成させること。それでひとつ達成できるわけです。それを繰り返していくと、必ずスキルも上がっていきます。同時にアニメーションをご覧になって、「あ、かっこいいな」と思った時にプラモデルを手にしてもらえると、その気持ちをもう一回自分のなかで追体験できますから、映像コンテンツとプラモをいっしょに楽しんでもらえるといいですね。
そして、ここまで30余年続いてきているもの、これだけ長く愛されている『ガンダム』というコンテンツには愛される理由がきっとある。それを考えること、正解は出せないかもしれないけど考えることが大切。なくしていけないものが絶対にある、その裏側には変わっていった方がいいものもある。ずっと見てくると折々にそういうものがあり、これからも『ガンダム』と付き合い続けていく時には意識しなけばならないことだと思っています。
(C)創通・サンライズ
(この記事はエンタメ総合(マイナビニュース)から引用させて頂きました)
またこんな情報も載せちゃいます
大人のおもちゃ。。 大人のおもちゃについての質問です。 私はオナニーの時もセッ...
大人のおもちゃ。。
大人のおもちゃについての質問です。
私はオナニーの時もセックスの時も使ったことは無いのですが‥
やはり生身のチン○にはかなわないですよね?
私の勝手な想像ですが‥
体温が感じられない分‥挿入した時に気分が冷めるような気がするのですが‥どうなんでしょう?
今までにセックスで使ったことがある男性の方‥
相手の反応はどうでしたか?
女性の方‥
率直な感想を教えて下さい。。☆
- 回答 -
おもちゃは抵抗ありましたね~
でも、慣れです^^;相手のエロさに付いていけれればOKみたいになっちゃう・・。
一度、ホテルでローターを買ってそのまま使用してみたけど、うまく感じれる事が出来なかった(初めてだったからね~)
どう感じていいやら?分からなかったんです^^;
男は何でも試したい好奇心があるんですよね~解らなくはないけど・・
やっぱりその時は受け付けなかったから、彼は無理矢理嫌がる事はしなかったですね~
まぁ~生チンコに勝るものはありませんよ~^m^
でもね・・抵抗あったのが今では自分のオナ道具です^^;
生理の時はフェラ奉仕なのですが、ローター持って来て~って彼が言います。
「一緒に感じたいから」ってね。そんな思いやりが好きですね・・。
自分だけが満足するのはイヤな彼なので・・・。
るいさん次第だと思いますよ。彼も使ってみたいと思っていると思います。
るいさんをもっと感じさせたい!と、願っているよ。
体温と言うよりも・・やり方や感じさせ方や楽しみ方を二人で見つけて行くんですよ~
それを使用する事によって、楽しくなるかならないかはしてみないと分かんないですが・・。
私には無くてもいいものです・・ただ、相手が違うことをもっともっと深く深く追求して行きたい!が、増すするんでしょうね。
エッチに積極的な方が楽しいもの^-^二人で感じあって居たい!みたいなね・・。
それにもっともっと相手も見えるしお互いにココロも体も開けるチャンスです・・。
ちなみに・・・バイブもおもちゃも必要無いバカプルですわ^^;生チンコ~で十分満足ですね^m^
(この記事は「Yahoo知恵袋」より引用させて頂きました)