今年の夏休みは何かと忙しい、という話。

 

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こちらに越してきてから、本格的にお寺のお手伝いをするようになった。

春には大般若法要、そしてこの夏は施食会の法要のお手伝いをした。

慣れないことばかりで、右往左往している内に終わっていた。

法要に来て下さった他のお寺の和尚さんから「婦人会とかもあるからね、頑張ってね」などと言われ、ゾッとする。なんかこう、存在だけは知っているが無関係だと思っていた世界に足を踏み入れてしまった感がある。

怖ろしいが、徐々に進んでいくしか無い。

 

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母と姉家族が来た。

姪っ子や甥っ子との会話の糸口になればと、ハリーポッターや転スラなどを見て予習していたのだが、結果的にそれらについて話すことは一切無かった。

その代わり甥っ子や姪っ子がわが家でしていたことといえば、幽遊白書を読むこと。

なんで令和になって、甥や姪と幽遊白書の話で盛り上がっているのだろう?

とは思ったが、楽しそうだから良かった。

他にもカラオケ大会をし、花火をし、外に飯を食いに行き、姉からは怪談話をいくつか聞き、一通り遊んで姉達は帰っていった。

幼い頃は怖いだけだった姉だが、今は子どもたちを遊ばせたり、昔話が出来るような関係でいられて良かった。昔からずっと頭が上がらない姉ではあるが、大事な存在である。

 

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末っ子の姪(三才)は、ただただ可愛かった。しかし本人は可愛いと言われるのが嫌いなようで、「強いね!格好いいね!」と言われると鼻を膨らませて喜んでいた。

可愛い。

 

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少し前まで夏休みは息苦しくて大嫌いだったけど、今年は少し楽しめている。

 

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本棚を点検したところ積ん読が三十冊以上現れた。

最近全然本が読めてないんだなぁ!と再認識した。

時間が無いわけじゃない。

スマホをいじっている時間を読書に充てれば、月に何冊か読めるはずなのだ。

もちろんKindleで読んでいるものもある。Kindleの中に積んでる本もある。

 

本を読むより、買う方が簡単なのが問題なのだ。

そして世界には面白そうな本が溢れている。

私は悪くない。

 

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もうすぐ夏休みが終わる。

あまり夏休みらしいことも出来なかった。

スイカは食べた。

毎日昼ご飯は冷たいそうめんかうどんだった。

それくらい。

 

ホラー映画でも見ようかな。

 

それではみなさんごきげんよう。

そろそろリンゴの美味しい季節ですね。

ではまた。