今年で40才になる。
このわたしが!いいんですか?!という気持ちだ。
40才と言えばもう、誰に恥じることもないおばさんだ。
そんな存在になれることが誇らしい。
そんな節目の年なので、自分が30代の10年でどう変わったか考えてみたい。
考えてみれば10代は自分がやりたいことを探す時代で、
20代はやりたいことを模索しながらやってみる時代だった。
30代はといえば、考えるまでも無く子育ての時代だったと思う。
27才で長男、30才で長女を出産。
この妊娠出産ってやつが、結構面白かった。
いや、大変ではあったし、無事産まれてくるまではドキドキだったんですが。
それでも振り返ってみると、あれは中々に面白い体験だったと思うのです。
何せ、自分の中にもう1人いる。
オカルトじゃなくて、現実なのです。
わたしの下腹の奥で段々と存在感を増していく何か。
少しずつ腹は出っ張り、ヌルヌルっとうごめきだし、そのうちドンドンと内側から腹を蹴り出す。
確かにいるのに、まだいない。
早く会いたいけど、腹からいなくなってしまうのは寂しい。
毎日ヘンテコな気分だった。
まぁ、出てくるまではファンタジーなんですけど。
出てきてからは戦ですよ。
とにかくこの小さい生き物たちを死なせないようにしなければならない。
さらには生きていくための最低限度必要な振る舞いを教えなければならない。
2人の子どもが小さいうちは、育児ノイローゼだったと思います。
あの時は気づいてませんでしたが。
まぁ、大変だったからしょうがない。
そんな大変な日々を送りながら、出来るようになったこともあるし、上達しなかったこともある。学んだこともあるし、鈍感になって駄目になったことも一杯あると思います。
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出来るようになったのは、すぐ謝ること。
自分でやる白髪染め。
それから人を褒めるのも上手になりました。
学んだことは、家族であれ他の人間をコントロールすることは出来ないこと。
その代わり環境はある程度コントロール出来るし、それによって誰かの考えを方向付けるくらいなら出来ること。
それから、毎日そこそこ元気な状態をキープする方法を編み出しました。
それは「120%本気で頑張る日」を作らないこと。
身を削って頑張るのは格好いいかも知れないけれど、そして楽しいのもわかるけど、
これをやると調子が崩れる。
身体も心も荒むので、やらない。
毎日適度に頑張って、ちゃんと寝る。
あとは、自分の好きなことを隠さずに堂々とやる。
これはこの10年で出来るようになったことです。
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出来なくなったことは、
落ち着いて本を読むこと。
好きな時に好きな場所へ行くこと。
深酒。
激しい運動。
自由と体力がなくなっていることが分かって、すこし悲しい。
でもまぁ、得られた物の方が多いので良しとしましょう。
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40代という、次の10年はどんな時代になるのだろう。
自分以外の誰かの為に行動出来るような、そんな10年になったらいいな。
あとは少しずつでもいいから、自由な時間が増えれば良いな。
いや、それは期待しないでおこう。きっとしばらくは鬼のように忙しくなる。
あと、次の10年で白髪染めは卒業したい!
白コッペパンになるんや!!
それを次の目標にしよう。
そうしよう。