地元のお祭りに参加してきた。
お餅を買ったり、バザーでけんけつちゃんグッズを発見したりと、
なかなかに充実した時間を過ごした。
疲れてぼうっとしていると、突然おばあちゃんに声をかけられた。
「りんご売ってるとこ知らない?」
「りんごは見てないですね。あっちで柿とみかんなら売ってましたよ」
「そうよね、りんごは高いから」
にこっと笑って、おばあちゃんは去って行った。
まわりにはアホほど人がいて、JAの法被を着てる人もいて、係員もいるのに、
どうしてわたしに聞くのだろう。
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バスを待っていれば「次のバス何時?」と聞かれるし、
歩いていれば道を聞かれるし、
太田道灌像の前でぼうっとしていれば、太田道灌について教えてくれる。
わたしは本当によく、お年寄りに話しかけられる。
お年寄りというジャンルが人に話しかけやすいジャンルなのかと思えばそうでもないらしい。
友人や夫に聞くと、お年寄りというものはそんなに他人に話しかけてくるものではないという。
人は誰しも何かしらの才能があるというが、
わたしの才能はこれなのかもしれない。
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しかし同世代以下には話しかけられない。
動物にも特別好かれることはない。
そして別に、お年寄りから特別好かれると言うこともない。
話しかけやすいだけ。
そういうタイプの才能なのだ。
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この才能が今後どう変わっていくのか興味がある。
自分がお年寄りになったときの話だ。
自分以上のお年寄りには話しかけられるのか。
それとも突然同世代からめちゃくちゃ話しかけられるようになるのか。
それとも誰からも相手にされなくなるのか。
わたしの老後が充実した物になるか否かは、ここに掛かっている気がする。
自分で書いておきながらあれだけど、誰からも相手にされない老後は嫌だなぁ。
才能、頑張ってくれ。
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明日は知り合いの子(1才半)を預かるかも知れないので、
今日は大掃除をします。
その年頃の子が楽しめるエンタメがうちにはないので、
どげんかせんといかん。
というわけで、ブログを書いている場合ではないので、
このへんで。
みなさん足首を冷やさぬよう、素敵な月曜日をお過ごし下さい。
それではごきげんよう。