フランスが世界のファッションリーダーとなり、イヴ・サンローランのような多くの有名デザイナーが活躍し、Made in Franceのファッションが黄金期だった1960年代から80年代。その時代のフレンチファッションは、エレガント、繊細且つハイクオリティーで、まさに時間が経った今、改めて見ても、決して色褪せることのない高尚なアイテムやデザインばかりです。

 

その黄金期の最中の1970年代以降、仏国内のファッション産業関連工場は、国の政策転換とともに徐々に閉鎖されていったことから、今ではメゾンブランド以外でMade in Franceをあまり見かけなくなってしまいました。

 

このコートは、今でも有名で印象的なイヴ・サンローランのブロックデザイン(下記参照)と同時代のブランドEt Dieu Créa la Femmeのレインコート。

 

Yves Saint Laurent (photographed by Grey Geezer), CC BY-SA 4.0 
 
同じフランスの同じ年代。とても同じ香りがしますね。
 
"Et Dieu Créa la Femme" は、フランス映画« Et Dieu créa la femme » にインスパイアされて、1956年に設立されたブランド。フェミニンさとアヴァンギャルドさを合わせ持ったデザインが特徴です。
色使いからディテールへのこだわり、そのシルエットなど、今のワードローブやトレンドにあまりにマッチするので、感動したのを覚えています。
 
  
 
この美しいワイドなレインコートは、ホワイトカラー(オフホワイト)は、エレガントで何にでも合わせやすく、使いやすい一着。白と黒のコンビネーションは、先ほども触れましたが、YSLでも印象的なフレンチファッションのエレガントさとシンプルな美しさを思い出させてくれるブロックデザイン。

オーバーサイズ、ラグランスリーブ、アームも太めの作りのためファッションとしてコーディネートするアイテムとし、活躍してくれる一着です。また、レインコートのため防水性もあり、雨の日を楽しい気分にもしてくれます。
 
余談ですが、私はこのブランドのレッドを自分用に。(*ショップにもレッドバージョンをデザイン違いでセレクトしています)もちろん雨以外でも着用していますが、雨になると、ついつい嬉しくなって着てしまいます。
 
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