7月4日撮影
JR常磐線 宮城県南部の山下駅
一見普通に見えますが、この駅の駅舎の壁には高さ1.5mほどのところに水の跡が残っていました。
写真に見える看板は、おそらく水没したのでしょう。
水の跡が残っていました。
どこからか流され、ここにたどり着いたと思われます。
駅の向かいにあるお店
津波のため、壁もシャッターも壊れていました。
線路はなくなっていました。
駅周辺の住宅街
ほとんどの家の窓ガラスはなくなり、家の中には瓦礫がたくさんありました。
海岸から約300mのところにある小学校の体育館
津波により壁がなくなっていました。
電柱が倒れ、瓦礫がたくさん残っていました。
片づけをする人を何人か見かけましたが、
住んでいる人はいないようです。
残っていても、写真のように損壊が激しいものばかりでした。
広場に集められた車
津波で流された車が集められていました。
このような場所がいくつもありました。
道路は整備されていましたが、
家屋は手つかずのところも多く、
土台だけ残った家の周辺では、
想い出の品を探す方も見られました。
地震で瓦が割れ、柱が傾き、
津波でガラスや壁が壊れ、
瓦礫が散乱する家。
建物さえもなくなり、帰る家もなく、
想い出を探し、家があった場所を探す人。
帰る場所は、自分の家ではなく、
親戚の家や避難所、仮設住宅や
まったく知らない土地。
言葉にできない。。。
無力さを感じます。