前回に続き、6月30日~7月5日に帰省した際の写真です。

7月2日、空は曇り、今にも雨が降り出しそうでした。

この日は、津波で亡くなった高校の時の後輩のところにお悔やみに行ってきました。

家屋の被害がどの程度かもわからない。別の場所に移っているかもしれない。
連絡せずに行ってきました。
お悔やみだけでも伝えられれば。。。

まだ小学生ほどのお子さん、奥さん、お父さんに迎えていただき、
お悔やみをお伝えすることができました。

懐かしい後輩の変わらない笑顔の写真。
なんとも言えない気持ちでした。

後輩を懐かしみ、通っていた高校への通学路付近を一回りしてきました。

高校があった名取市は、ニュースなどでも取り上げられた浸水した仙台空港のある場所です。
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赤い色が走ってきた道路です。

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地図上の赤線、中央付近で撮った写真です。
道路にはまだ船が残されていました。
海から3kmほどの距離ですが、このような船がここまで流されてくる勢いのすごさは想像ができません。

海寄りの道路を通り実家へ向かいます。
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途中途中、道路わきの田んぼには、車や瓦礫が残されていました。
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上の4枚の写真は1か所で撮ったものではありません。
実家までの約20kmほぼこのような光景が続きます。
石狩にお住いの方は、
石狩市から札幌市を超え、北広島市の手前ほどまでがこの状況だと想像してみてください。
いかに被害が甚大だったか。。。

山元町の手前亘理町荒浜に立ち寄りました。
漁港もあり、夏は潮干狩りや海水浴などで賑わう場所です。

高校の部活で合宿に使われた民宿がある思い出の場所でもあります。
小さいころ、潮干狩りを楽しんだり、手づかみで小さなカレイを捕まえて遊んだこと、
砂に混ざっていたビンのかけらで足の裏を切ってしまったこともありました。


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海までの道のり、工事車両が数多く往来していました。
右の写真の場所では、おそらく稲を作っていたのでしょう。
瓦礫に埋め尽くされていました。

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電柱が傾き、海水が残ったままの場所が未だにあります。

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亘理町荒浜周辺
道路の両側の田畑には、多くの車両、がれきがありました。

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ビニールハウスも壊れたままになっているところもあります。

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建物がなくなり、屋根だけが残されていました。

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海岸から1km弱ほどの位置にある亘理町荒浜中学校

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荒浜中学校周辺
中学校周辺の家屋はほぼ壊滅状態で、土台だけが残されていました。
学校近くということもあり多くの家族が暮らしていたでしょう。

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奥に見えるのが高速道路ですが、
この高速道路により、津波が遮断されたそうです。高速道路両側の風景はまったく違って見えました。