八月九日の短い歌 | あいらぶありす

あいらぶありす

2019年9月26日
お星さまになったありす姫(享年12歳7ヶ月)と
2021年1月2日
お星さまになったチョコ
たん(享年14歳4ヶ月)と
家族のために一生懸命な
パパ & はすなこと橘まゆの日々のブログです♪


お父さん、

今日  平和記念式典に 出席できんで

ごめんね。

また、台風が 悪かとばい。








『「業」という一文字で現せらるる

      はずもない。

      父という  その生を、その死を。 』






父は、72年前、

17歳のときに、

長崎市内の自宅で、

ガラス越しに 被爆しました。

原爆は、死ぬることはなく、

45年後に、

父の肺にて   甦ったのです。

そして、

父の肺を  むしばみ、

約8センチの癌と 化して、

その生命を 奪ったのでした。




父が危篤の日、

羽田から 長崎空港へ向かおうと

しましたが、

台風のため、欠航。

翌日、私が父の入院する病院へ

向かうまで、

父は  待っていてくれました。



病室で  ひととき  おだやかに

会話をしたことは、

一生  忘れないでしょう。





原子爆弾を開発した人にも、

父母がいて、

長崎の街に原子爆弾を

落とした人にも、

父母がいるのです。

そして、

原子爆弾によって、

生命を奪われた人にも

父母がいるのです。




原爆は、平和を焼きつくす悪魔です。



長崎は、原子爆弾投下から、

72年が経ちます。



今日 8月9日 11時2分、

1分間の黙祷を 捧げます。










          『   白き鳩    あをき空へと

                 散りゆく日

                 無音の一分    八月九日   』








       『伝えゆく祈り

       「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」』










本日の長崎市の田上市長の平和宣言に、


心から、賛同いたします。