祈りしかありません ~長崎原爆忌~ | あいらぶありす

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ナガサキは、本日 8月9日 11時2分

70年の原爆忌を迎え、

長崎平和記念公園では、

長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典が

開催されます。

本日は、安倍首相をはじめ、

ケネディ大使も参列する予定

だと きいております。

前述のブログにも 書きましたが、

娘と母と3人で、出席した時の

平和記念式典には、当時の首相だった

小泉首相が参列してくれました。

私は、遺族として、非常に

うれしかったです。

なぜならば、それまでは、

平和記念式典には、首相の参列は、

無かったからです。

もしかして、国は 原爆犠牲者を

軽んじているのではと、

危惧していたところ、

小泉首相が参列してくれ、

それから、代々の首相が、

式典に参列するようになり、

大変 よろこばしく思っております。


長崎原爆犠牲者名簿には、

父のほかに、父の兄の名前も

書かれています。

伯父は、被爆したあと、

長らく公務員として働き、

原爆の後遺症で 他界し、

翌年、黄綬褒賞を受勲しました。

その時期と重なり、

原爆2世のいとこが、

突然、原爆の後遺症で、

肝臓の病気を患い、生死をさまよい

ましたが、無事に 完治しました。

伯母は、藁にもすがる思いで、

必死に祈りました。

「夫を死なせた原爆に、

娘を奪われてなるものか‼」

と、炎のように、祈り、

いとこは、死の淵より生還したのです。

被爆者本人どころか、

その子供や孫までも、

原爆の放射能は、

おそいかかる悪魔です。

では、その悪魔の原子爆弾を

福岡ではなく、ナガサキに投下した

米の故チャールズ・スウィーニィー少佐は、

これほどの悲惨な現実を、

自分がひきおこしたことを、

どう 捉えていたのでしょう。

一説によると、少佐は、

ナガサキへの原爆投下は、

ナガサキの地に立ち、悲惨な現状を

目の前にしても、

後悔も 罪悪感も 一切無いと

書き記したといわれています。

人間を このように末代まで

苦しめる原子爆弾を投下した本人が、

後悔も罪悪感もないというのです。

彼にも 父はいたはずです。

私にも、父が いました。



けれど、私も 母も

他界した父本人も、

原爆を投下した少佐も、アメリカも、

憎みません。

憎むべきは、

人間を罪悪感も、持たない

悪魔に変える戦争です。




今日は、この悲惨な現実を

三度許すまじと、祈ります。

祈りしか、

祈りしかありません。


「祈りしか 祈りしかあるまひ 原爆忌

我の祈りを この日に捧げむ」







世界中の 青い空が

平和な空で ありますように。





合掌