また 会社のヤツがきた。
そして、ヤツはこう言った。
ヤツ
「あのさ、夏の休暇、休みすぎじゃない❓」
私
「2月に、休暇の許可、取りましたよ。
てことは、私は 父のお墓参りにも
行っちゃだめって、こと❓」
ヤツ
「僕は はすなさんが、心配だから、
今日 ここに来たんだよ。
あまり、長い休暇を取ると、
その後のスケジュールが
タイトになって、はすなさんが、
この前みたいに、体調不良で
休むんじゃないかって、
心配なんだ。ほんとに、だいじょぶ❓😄
ほんとにほんとにほんとに、
からだ、だいじょぶ❓😄 」
私
「だいじょぶかどうかは、断言できませんが、
だいじょぶになるように、
努力します。」
ヤツ
「でもなあ~~❗ だいじょぶって、
言ってもらわないとなあ。」
私
「そんなに、心配でしたら、
もう、私は役に立てませんね。」
ヤツ
「あっそう❗❗ じゃあ、そうして下さい」
おまえなあ、取引先から、
なんて言われてるか知ってるかい。
「アイツは、もういらない。」
って、言われてるんだよ。
しかし…… それにしても、
こんな酷い言葉を言われたのは、
初めてです。
人の尊厳を踏みにじる言葉を。
ありす、ごめんね。
ママは、運悪く、こんなブラック企業に
勤めていて。
休みが、もらえないから、
ありすと 一緒にいる時間が
少なくなっちゃった。
ほんとに、ごめんなさい。

「ママ、だいじょぶ❓」
「うん、だいじょぶだよ、ありす。
心配かけて、ごめんね……
だけど、ママ、もう疲れた。」
「 疲労といふブラックホールに
痩せ細ったアイデンティティが
のみこまれてゆく 」