俳句だいあるりぃ ~弦楽セレナーデ~ 「薔薇の肌 弦楽セレナーデの響き降る 」 突然の失恋から、1週間後、 日曜学校のお兄さんから、 「イタリアンは、お好きですか?」 と、たずねられた。 サバティーニという、イタリアン店に いき、おいしいお食事を いただいた。 お兄さんの手が、震えている。 突然、私のグラスの水に 自分の水をそそぎはじめ、 「次も、逢っていただけますか?」と、 目を伏せて、言われた。 次の恋は、突然にやってくる。 まるで、チャイコフスキーの 弦楽セレナーデのプロローグのように。