2月に発売された本のあとがきに、
「歌は作りっぱなしでは意味がない。
作るときに推敲するだけでなく、
世の中に送り出した歌を もう一度
自分の心の中で 反芻してみることで、
今後、生きていく力になることが
しばしばある。」と、
短歌の先生が 書いておられた文章が、
胸に響いた。
たしかに、私を離れた作品を
本屋や、自宅や、職場で、
読んだとき、そのとき、
踏みとどまっている自分が
いるとして、そうすると、その自分が、
自分の作品を まるで 他人が書いた
ように距離を置いて、静かに
客観的に眺めることができ、
さらには、客観的に眺めた作品に、
だらりと ちからの抜けた自分の
一歩 踏み出すちからを
頂戴することも よく あるのだ。
短歌をはじめたのは、
7年前になろうか。
初めて創った短歌を応募して、
新聞に筆名で、掲載された時の感激は、
今も 忘れがたい。

短歌や俳句の世界は、
結社に属していないので、
詳細は、まだまだ不勉強だが、
出版に関しては、
単独歌集、句集は、
90%以上が、自費出版だ。
それは、権威ある賞を受賞しても
かわらないことだ。
短歌の先生方も、仕事を続けながら、
結社を引っ張っておられる方が多い。
底辺に生息する私も 例にもれず、
歌集を目標に、社会の片隅で、
汗を流して 働いている歌人の1人だ。
まだまだ、勉強せねば。
しかし…………
気になるのは、現実世界の
夏のボーナス…… up❗❗
でも、先日
「沢山の作品を 創作されることを
祈っております。」と、ありがたい
お便りをいただき、
身の引き締まる思いです。
市井の片隅で、創作を続ける
私の作品を 楽しみに待っていて
下さる方が、おられるかぎり、
私はエンドレスに 書斎で
原稿用紙に 相対するばかりです。
「 舞えよ舞え 花の嵐の 群舞より
グランパドドゥを 独り舞ひ跳べ 」
