
「おばあちゃん、会いたいよ 」
自分は祖母が、大好きだった。
小さい頃は、母親からの絵本の読み聞かせが
一般的だが、自分は 母から 絵本を
読んでもらったことは
一度もない。
本は自力で 読むものだ。
自分は、4歳の頃から
小説を読む時は、必ず、国語マメ辞典を片手に、
読んできた。
わからない単語が出てくると、
辞典を繰り、本をあかえんぴつだらけに、
するのである。
そういう作業は めんどくさいから楽しい。
頭に入る入らないは
別問題( ̄▽ ̄;)。
同居していた父方の祖母は、
厳しい人で、めったにかおをあわせることは
なく、孫の自分とは、食事も別々な部屋で
取っていた。
自分は、愛情に飢えていたのかも
しれない。
幼稚園児にして、住み込みの者に、
殴る蹴るの 家庭内暴力三昧だった。
しかし、夏休み、春休みは
母方の祖母に会える楽しみがあった。
自分は祖母が、大好きだった。
祖母は 自分に 読み聞かせならぬ
創作エロ童話を、いつも
聞かせてくれた。
その 耽美で ショッキングな内容に
自分は 魅了されていた。

「会いたいよ、おばあちゃん」
この独り言の続きは
また 後程。