人名に関しては本名表記です。毎度駄文ですみませんorz
2月14日、バレンタインデーの昼下がり。
葉山清子は、(ちょっと水森さんに手伝ってもらったところもあるが)自作のトリュフチョコを包んだ箱を持って、桃井春男の家の前にいた。
「桃井君、喜んでくれるかなぁ…心配だよぉ…大学落ちちゃったらしいし、受け取ってくれるかなぁ…(´・ω・`)」
春男と清子は、清子からクリスマスに愛を告白したが、春男が受験生なこともあって、デートどころか二人でまともにコンタクトを取ることもままならなかった。
清子は意を決して桃井家の呼び鈴を押す。
ピンポーン…
「はい、何でしょう?」
「あっ、桃井君…」
「あ、清子さん。こんにちは。」
「あ…あれ?お母さんは?」
「母は父と一緒に買い物に行きました。たぶんあと一時間はかかると思いますよ。」
(よかったぁ…桃井君のお母さんたちに見つかったら絶対断られるから、どうしようかと思ったよぉ…父さんが昔かけてた「じゅけんせいぶるーす」に確か「恋しちゃならない受験生」て出てたし…)
清子は、もう一度深呼吸して、ゆっくりどもりながらも言葉を吐き出す。
「えと…ほら、今日はバレンタインデーだから、チョコ作ってきたんだよぉ。かなり水森さんに手伝ってもらっちゃったけど…」
「わぁ、ありがとうございますぅ!(ベリベリ…)おぉ、トリュフチョコです!うれしいです!」
「んと…その…落ち込んでるかなって思ったんだけど…その…あのことで…」
「気にしてるんですか?僕が受験落ちちゃったこと。」
「えっ…」
「大丈夫ですよ。そりゃ不合格の知らせが来たときは落ち込んじゃいましたけど…また来年がんばればいいんですよ。過ぎたこと気にしても始まりませんから…ははは…(´・ω・`)」
「その…ごめんねぇ…(´;ω;`)」
「いえ、いいんですよ別に泣かなくて!むしろ気にかけてくれてうれしいですよ!それに、僕は立ち直りが早いのが取り柄ですからっ!(`・ω・´)」
「あ…ありがとだよぉっ!応援してるからね!」
去っていく清子の姿を見ながら、春男は胸のトリュフチョコの箱を、そっと胸に抱いたのだった。
中の人より
冒頭でも述べたとおり、駄文でサーセンorz
チョコ?家族以外の女性からもらったことないぜ!はははのは!…はぁorz