物語の庭 -2ページ目

物語の庭

.
.
.
カフェと図書室、わたしの人生。

さて、
この家に住むようになってから1年が経ちました!

古民家に住むというのは、わたしにとって精神修行かというくらい試練の連続でした…(´□`。)

でも、かなりリフォームが進み、家も見違えるようになりましたよ。
忘れないうちに、写真の整理もかねてリフォームのビフォーアフターを書いておこうと思います!


忙しくて気がつけばろくに写真を撮らなかったのが今は悔やまれます(>_<)



当初からお店部分にしようと思っていた、日当たりの良い和室。
{9F61AFAD-36E3-4CF6-82DA-1AE40A19B23D:01}


あえてそんなに変えずに、日本家屋らしさを残しました。
表具師の夫の腕の見せどころです。
ふすまは全部、夫が1人で作りました。
{699798B6-D759-4C6F-A73B-B10850E55F41:01}
ここはまだこれから変わっていくかもしれません♪
来年のお楽しみです。


②本棚
ふすまを一面本棚にしたいというわたしの希望をかなえてくれた、
夫のお手製、造りつけ本棚。
{B77A5AC3-F154-4545-A22D-4C3406BE949C:01}



ディスプレイしてこんな感じに。
{9CA983A0-BD7F-4211-9319-444042CB2D3A:01}





③キッチン&カウンター席
玄関入ってすぐ右側の部屋。ここはもともとは、後からの増築部分だそうです。
{DF423CFD-43D0-443A-A2B4-F4D02595F483:01}
ぼろぼろの土壁に、昭和な柄のクッションフロア。f^_^;



ここをキッチンにリフォーム。
コンロ周りの壁にはタイルを貼りました。
境目にカウンター製作途中。
{70141E85-06E5-4B6C-B8AD-F60A6DA91A9E:01}




現在こんな感じです。
{238A9C4C-8395-4B4D-9439-2D3C873E73CD:01}






④キッチンのタイル貼り。
{13BC6955-EC45-4630-A75B-BF2DFCABF27C:01}
キッチンの壁の黒タイル、わたしとうちの親とでがんばった!
まだこれから目地を入れるところ。
diyの域は完全に超えていると思うのですが…。

現在こんな感じ。
{26D4F16F-9D4F-4095-89AE-7E091A456E94:01}
目地の間隔が粗いのはご愛嬌です。







庭はこの1年でかなり変わったと思います。


⑤門
もともと、かなり傷んでいて危険な門長屋があったのをリフォームを機に取り壊しました。

{77697158-CCD5-4C9C-B189-6E0F7321B51A:01}






{2A173098-465C-443D-A13E-5417DC8BA0D2:01}
門だけは残して。
あとは砂利を敷いて駐車場になっております。





⑥縁側から庭を見た様子。
リフォーム前。
{E61B2506-4E54-4B23-8E5F-A92678628617:01}
正面に見えるのは、なにやら怪しいプレハブ小屋です。
これも取り壊しました。
雑草が気持ち悪いくらい巨大化していて、一回更地にしてもらいました。




これが現在、、
{B70F630B-70DD-4462-9FD2-ACB437AA21D7:01}
こんなにキレイになりましたよ≧(´▽`)≦

個人的に安藤忠雄さんの建築が好きなのですが、
その影響でどこかにコンクリート打ちっぱなし入れたいと思っていたのでめっちゃ満足です!

このコンクリート舗装はわたしの父が1人でやってくれました。
長年建築にたずさわってきた父の渾身の作として後世に伝えていきたいと思います。笑



続く…かもしれません♪







先日の朗読カフェでは
じんさんにまたいろいろと絵本や紙芝居を読んでいただき、
ほっこりした時間を過ごしました☆

ありがとうございましたv(^-^)v


今回わたしからリクエストさせていただいたのは、
これ。
{D0B63820-A591-46BB-85E5-A8DC59F0C017:01}

「フレデリック  ちょっとかわったのねずみのはなし」
レオ・レオニ 
訳  谷川俊太郎



シンプルだけど奥が深くて、
いろんなふうに読める本だと思います。

冬を越すために、ほかのねずみたちが一生懸命食べ物を集める中で、
フレデリックだけは違う。
彼は、お日さまの光や、色や、言葉を集めるのです。
みんなから変わり者扱いされても。



図書館でこれを読んだ時、
わたしはすごく感動しました。

なんでかって、
図書館で働いていると、
時々とても、
忙しそうな世の中の人たちに対して
後ろめたい気持ちになることがあるんですね。

本なんて読まなくても生きていける。

そんなことより、今すぐ必要で大事なことがたくさんあって、
それに従事している人たちのほうが、よっぽど立派なんじゃないかって。


世の中の、本を読まない人たちからしたら、怠け者みたいに思われてるんじゃないかしら…
なんてね。


だけど、

生きていくのに必要なものって、
お金とか、食べ物とか、家とか、
「モノ」だけでいいかって言ったら、決してそんなことはないですよね。
わたしはそう信じたいんです。



話が変わりますが、
数年前、大阪では財政立て直しのために某橋下府知事によって文化施設がどんどん潰されてしまいました。

それはもう
大阪から、「文化」や「芸術」をなくさんとする勢いでした。

吹田の国際児童文学館や森ノ宮のプラネットホール。
わたしの大切な場所が次々なくなっていくのは悲しかった。


マーケティングや数字に表せない価値というもの、
人間として豊かに生きていくために、心の眼で見るもの、
そういうものが、大切なことで、
人の手で残そうとしなければ消えていってしまうから、
少しくらい、食べるものに困っても、
大切に残してほしかった。



フレデリックが信念を持って集めたものは、長い冬の中、美しいものや言葉に飢えた仲間たちから必要とされ、最後には喝采を受けるのです。

変わり者で、働かない、みんなと違うことをするフレデリックを、
受け入れてくれて、その価値を認めてくれる仲間たち。


「そう いう わけさ」

って、作者のレオ・レオニさんの言葉のように聞こえます(^_-)☆


お話は知らなくても、この愛らしいねずみは知っている人も多いかもしれませんね。

昔から読み継がれてきた絵本です。
機会があればぜひ読んでみてください。


それではまた。



{C9B45568-F367-4179-A9FF-A412E6EBF308:01}

クリスマスツリーを出しました!
えっと、だいぶ昭和なツリーですが…(笑)

明日は、
冬のまったり朗読カフェDAY音譜

詳細はこちら

予約は不要です。
お時間ありましたら、ふらりとお立ち寄りくださいませ(*^^*)

初めてお越しのお客様はメールにてご連絡いただけましたら、詳しい地図を送らせていただきます。





クリスマスの絵本も、少しだけ借りてきましたよ。
{97638D00-1D12-4A0E-8D4F-C967EEB98BA5:01}

時間があったら、じんがさんにやっていただこうと思って、紙芝居も用意しています…。(にやり)

わくわくしてきました!
お待ちしております~v(^-^)v


続けて、
もう1冊、最近読んだ本のご紹介を。

{27610B67-A173-49E6-9167-2735B44EFDA2:01}
「生きるぼくら」
原田マハ 著
徳間文庫



原田マハさんの作品です。

描くものによって、
社会派だったり、軽いラブコメだったり、印象が変わる作家さんだなと思っているのですが、
今回の作品は、そのどちらもの良いところを合わせたような、

切れ味のある社会派でありながら、軽妙なテンポでどこか明るく進んでいく、そんな感じで楽しく読ませていただきました。



とにかく、テーマは重いのです。
こんな重いテーマをさくさく読ませるのはマハさんのポップなラブコメ感があってこそ。


いじめがきっかけで引きこもりとなってしまった青年が、母親にも見捨てられ、絶望のギリギリのところで
幼少期に可愛がってもらった祖母を思い出し、会いに行くのですが、
その祖母は認知症になっていて…

いきなりそんな風にヘビーに始まるこのお話。


引きこもりの主人公は、
携帯依存で、お母さんを大事にしなくて、自分のことしか考えない、正直カッコ悪い奴です。 
でも、なんでそうなってしまったのか、
そこを読むともう辛いですね。


彼は認知症の祖母を助けるため、
祖母のやっていた「米作り」を代わりにやることになります。
田舎の自然の中で、
周囲の人に助けられ、成長していく姿には、
とても胸が震えます。

どんなに傷ついても、人はちゃんと立ち直れるんだなぁって思います。


都会で生きていくことに悩み、傷ついた若者たちが他にも登場しますが、
現代を生きる人々が抱える課題を、
これでもかと描くのは、
それでもわたしたちが生きていかなくちゃいけないから、
そして、生きるって本当は素晴らしいことなんだよ、っていうことを
伝えようとしてくださっているような気がしました。


蓼科を舞台とするこの作品。
表紙の絵は、作中にもキーポイントとなって出てくる、東山魁夷の名画。
キュレーターの原田マハさんらしいしかけですね。


素晴らしい本だと思いました。
ぜひ読んでみてください。







勤めている図書館の研修で、2日間東京に行ってました。 
 
憧れの神保町へ行ったのですが、研修の日程がハードで一切遊ぶことはできませんでした…。

まぁ、1人で行っても方向音痴で迷子になるだけなんでいっか(;^ω^

図書館関係者の方といろいろお話するのは楽しいです。
有意義な2日間でした。 



さて、
今回、行きの新幹線のお供はこちらでした。
{0EB817A5-B49F-4C58-B44D-75A96C0EAAA9:01}
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
七月隆文 著
宝島社文庫


FUKU COFFEEさんが、貸してくださったんです!
本屋さんで見て、気にはなっていた、このタイトル。
新幹線の中で一気読みしちゃいました。
楽しい時間、よい本をありがとうございましたニコニコ


京都の美大に通う主人公、高寿が一目惚れした女の子と交際できることになり、楽しい日々が始まるのですが、
実は彼女には秘密があって…
SF要素を含んだ切ないラブストーリーです。


大学が京都で、一時期京阪沿線に住んでいたわたしにとっては、
懐かしい駅名、地名がたくさん出てきます!
京都ではお決まりのデートスポットでデートする2人の初々しい姿にはキュンとしますね笑

付き合いたての高揚感や照れくささ、
浮かれてしまうほどの幸せは、
彼女の秘密の暴露によって
一気に切なく裏切られてしまいます。


読み終わってから、もう一度読み返すと、彼女のこの時の気持ち、この時のセリフは、こういう意味だったのか、と、
彼女側の目線で読み直せる作品でもありますね。


なんかね、こういうお話、好きですよ。
大学生の時、こういうのが好きで、自分でも映画作ってました。
あの頃、わたしも中二病だったなぁ!笑
(^▽^;)
(→作中、主人公が自分のことをそう言うんです笑)

気になった方はぜひ読んでみてください♪

それではまた。