昨年8月にクモ膜下出血で入院・手術の後、9月に退院するも、10月に水頭症で再手術。
それでも今のところは順調に回復してるっぽい。
けど、クモ膜下出血って発症時に1/3の方が亡くなってしまうらしい(これはおそらく発見が遅れたために手遅れになったケース)。
で、無事に回復しても発症してから10年以内には60~80%の方が亡くなる(ウィキペディアより)。
一応、外見上はそんなに後遺症もなさそうに見えるし、一見すると健常者と変わりがないのだが、退院直後ほどではないにしろ実は結構眩暈や耳鳴りに悩まされている。それに、物忘れ(というか度忘れ)が多くなった。
(ま、動脈がキレてるんだから、脳に損傷があるのは当たり前かもしれないが)
会社でも、途中30分くらい横になってたり・・・。
入院中に医者から言われたのは、「これだけの出血でよく生きてた」と。
本人は意識もなかったのだが、手術前のMRI(CTかも?)で見るとそれくらい壮絶だったらしい。
何しろ、脳内の片側の動脈が完全に破裂してた。
だから、反対側の血管がキレたら今度こそ本当に命がない、オダブツだそうだ。
今の会社には発病後もいろいろと便宜を図ってもらっているので恩はあるのだけれど、中小企業の品質管理の仕事は並み大抵のストレスではない。
自分で言うのもなんだが、そりゃ、血管がキレてもおかしくないくらいのストレスはフツーにあるのだ。
定年まであと10年、このままサラリーマンを続けるのは片方の動脈がない身にとっては殆ど自殺行為に等しい。
折角、死なずに生かしてもらっているのだからと、整体師の資格をとって人の役に立ってから・・・ と思った。
不謹慎ではあるが、会社に正式に復帰するまでに勉強して、これから新しい人生をと考えた。
しかし、生きていくためには「お金」が必要だ。結婚して23年、妻には苦労をかけっぱなしで何一つ恩返し出来てない。しかも、自分の子供はまだ小学生。
脱サラしたいと整体の勉強を始めたものの、自分は生かしてもらっているので、ある意味いつくたばってもいいのだがこの不況下で大切な家族を路頭に迷わすわけにはいかない。
なので、サラリーマンを辞めるという夢は夢のまま終わりそうだ。
これからは少しでも家族にお金を残すことを考えなければならない。
整体の勉強も、スピリチュアルな方面にもあまり経費をかけられない。
レイキの交流会も主催できたことだしそろそろ自分のために生きるのは辞めて家族のために生きるとするかな。
それが臼井先生の言われる「安心立命」に通じる現世の課題なのかもしれない。