11年前、父親逝去の一報からの流れで、過去に一度たりとも
考えた事すらない、葬儀を考える機会がやってきました。



団塊世代が80代の終幕期、葬儀施行数が過去最大となるのは
間違いの無い2030年代には、年金は減り、年金だけで生活
する老人世帯も増えるのは必然、財布事情に余裕の無い人達は
現行の高額葬儀だけでは支障が出る。
この流れは、かつての結婚式同様、葬儀規模は小さくもなるし、
低費用の葬儀が必要とされる時代が来ると予測しました。

あんしんサポート設立前でしたが、葬儀ってなんだろうと考え
てみると、これから必要と思われる優先順位も明確でした。

1. 低料金の安置施設(自宅に戻れない家族の為)
2. 国保の葬祭費だけで可能な葬儀の創造(葬祭扶助が手本)
3. 家族だけで送れる低料金の小さな式場

確か最初はこれだけを考えたと思う・・・
しかし葬儀の現場で家族と接すると更なるものが見えてきます。


4. 低料金の散骨場(県内で家族が行ける山林自然散骨)

当時は家族自身が同行し散骨して貰いましたが、ある時行くと
線香を供えた直後だったようで、冬山に線香・・・という常識
では考えられない事をする人がいました。 もし山火事にでも
成れば散骨は絶対に出来なくなります。

その時点で2つの事を学びました。

》常識に欠けた事をする人がいる現実がある
》残った家族は後で手を合わせられる場所を望む

5. そこから永代供養墓を建てる方向へと向かいます
6. 低料金で依頼でき檀家に成らない宗教者の確保も必要
7. 各葬儀パックの見直し

11年前から現在まで考え方は全く変わることなく、年を追う
毎に強く、鮮明になっての今があります。

「低料金施設の設置」
「低料金葬儀プランの充実」
「散骨場の取得」
「永代供養場の取得と新システムり構築」
「超低料金でも50万円と同等の宗教者確保」
「墓閉じ、納骨、墓誌彫り、建立で低料金の石屋確保」

と、当初の目標は全て達成しましたが、11年間の中で更なる
創り上げたいものが2つあります。
「〇〇〇〇〇〇〇〇」と「〇〇〇〇〇〇〇〇」

事業を行えば自ずと目的や目標が生まれて当然です。
たまに目標の無い経営者に出会いますが、残念ながら理解すら
できないし経営者になるべき人では無いとさえ感じます。

あとは未来予測が正しいか、間違ってるかです。
正しければ、あんしんサポート事業は必要とされ続けますから
目的も進む方向も一切変わることなく、最低でも2030年代
までは続くでしょうが、未来予測に間違いがあったなら我々が
どんなに存続を願っても、利用者は減り淘汰されるでしょう。

当初の予想より遥かに時間は掛り、歩みは遅いですが、考えて
みれば既存に無い事ばかりですし、ボッタクリが当然の業界で
超低料金の葬儀、散骨、永代供養等々を行うのですから、まぁ
嘘くさいと思われて当然でしょう。

ゆえに本当だと理解されるまでに時間は掛かるし、関西と違い
関東は高いもの自慢の地域ですから、低料金の葬儀が出来たと
家族間では話しても、外で言うことはありません。
そんな地域制だから、より時間が掛かるのでしょう。

余談ですが、これが大阪なら数倍の速さで広まるでしょう。
それでも2019年6月の現時点では、素人がした11年前の
未来予測は、対象利用者である家族目線で見れば、間違っては
いなかったと感じています。 
次回は、いよいよ2.000回記念です。

 

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