あんしんサポート設立当初から現在に至るまで、一度も借金を
してないのは3つの理由からです。

「借金をしての投資は料金に跳ね返る為」
「可能な限り低料金、高品質で葬儀支援をする為」
「毎月、毎年の葬儀施行数が全く読めない為」

あんしんサポートは設立当初から葬儀支援センターと名乗って
おり、一般葬儀社とは一線を隔してきました。
その傾向は年々強くなり、今では一般葬儀社と違うと葬儀社も
理解しているようですし、一般の方々にも少しづつ浸透してき
たようです。

「低料金・高品質」の葬儀を行う上で最大の壁は固定費です。
固定費とは売上の有無に関係なく毎月掛かる経費のことです。
これに対し変動費は売上に比例して掛かる経費ですから、それ
ほど問題ではありません。

家賃・水道光熱の基本料・車両維持費・電話基本料・人件費の
固定費+借入金の返済金などが固定費です。

式場、安置施設など高額施設の取得は借入が必要になります。
テナントでも最低で5.000万円~は必要でしょうし、自社取得
なら少なくとも1億円~の資金が掛るでしょう。

勿論、もっと少額でも施設は可能ですが、利用者目線で欲しい
物件を考えると、そこそこの資金が必要です。

「テナント利用で月額50万円~」自社取得物件なら「月額100
万円~」の返済となるでしょう。 

自社取得物件なら10年間でなく、20年間の支払いも可能では
あるでしょうが、いずれにしても固定費用が10年、20年と掛
かり続けます。

月額50万円の返済だった場合、月に10件の葬儀施行なら単純
計算しても1件に付き5万円上乗せが必要です。
1件当たりの利益が50万円、100万円なら問題ありませんが、
うちでは5万円の利益は出ない葬儀が多いです。

出来る限り料金値上げはしたくないと、人も増やさず頑張って
いるのに建物を取得する為に料金に跳ね返ったら意味がない。

本音は今の家賃も減らしたいわけで、安くて良い所があるなら
移転したいのが本音です。

あんしんサポートで一番大事なのは、対象者家族の生活が守れ、
家族の心や世間体も満たされる低料金の葬儀をする事です。

一般葬儀社なら「葬儀で儲けること」「大きな事業にすること」
これが最大目的でしょうから、全く違う土俵です。

借金をすれば身体は大きくなるし、事業規模も大きくなれると
思いますが、僕が目指してるゴールには辿り着きません。

沢山の人達への支援という考え方もありますが、対象者1軒が
満足できなくて、何が沢山の人達だ・・・と思うのです。
うちは群馬県だけど、同じ考え方のできる人が各県毎に1社で
良いから立ち上がったら全国制覇と同じです。

全てが経営者だけにサラリーマン集団より強いでしょう。
そんな人が現れるまで、より家族目線の葬儀、これから必要と
されるシステム創りを続けるつもりです。

事業の拡大をしようと思った時期も、数年前にはありましたが、
あんしんサポートを大きくするよりも、各地域に立ち上がって
くれたほうが、葬儀という地域性のある事だけに、間違いなく
利用者メリットは大きいと思い、拡大路線を模索するのは止め
いつ誰が立ち上がっても良いように待ってる状態です。

葬儀も、医者でも、民生委員でも、自治会長でも、立ち上がる
目的によって全く違う土俵に立ってるということであり、同じ
職業でも進む道や言動は全く違うということです。
 

 にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ 
にほんブログ村 
誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります